商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2021/08/04 |
JAN | 9784622090267 |
- 書籍
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精霊に捕まって倒れる
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精霊に捕まって倒れる
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商品レビュー
4.7
9件のお客様レビュー
返却期限内に読みきれなかったので途中まで。 モン族の母親が子をずっと抱いていることが印象深かった。 子どもと親の間には時代の進歩とともにさまざまな装置や他者、効率性、生産性が入り込んでくる。 それを選び取らず受け取って適用したら、子どもは安定した情緒を育むことは難しくなると思った...
返却期限内に読みきれなかったので途中まで。 モン族の母親が子をずっと抱いていることが印象深かった。 子どもと親の間には時代の進歩とともにさまざまな装置や他者、効率性、生産性が入り込んでくる。 それを選び取らず受け取って適用したら、子どもは安定した情緒を育むことは難しくなると思った。 進歩や発展こそが人間にとって全て良いものではないことを理解させられた。 人間が、説明できないが大切にしているものを守っていく意味を考えさせられた。
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2019年にSlate誌「この四半世紀の最も優れたノンフィクション50作」に選ばれた作品。初出は1997年で、15年後の改訂版を日本語訳したもの。 長距離フライトの往復で読み切った。初めて飛行機の中の時間が速く過ぎたと感じた。 モン族という現在のラオスやタイ、ベトナムの山岳地帯...
2019年にSlate誌「この四半世紀の最も優れたノンフィクション50作」に選ばれた作品。初出は1997年で、15年後の改訂版を日本語訳したもの。 長距離フライトの往復で読み切った。初めて飛行機の中の時間が速く過ぎたと感じた。 モン族という現在のラオスやタイ、ベトナムの山岳地帯を起点とする家族と、その家族の一人である「患者」を診る米国の医療者たちの関係が中心に描かれる。読み終わった後には、立場の違いなく、様々な登場人物に畏敬の念を抱いた。 モン族の生活や背景、歴史事情、医療行為など、高度で入り組んだ理解が必要なテーマがいくつも折り重なっているのに、ほとんどの前知識を必要とせずにこの本を読むことができる(もちろん、事前に知っていることが多いほど理解できることは多いはずであるが、この本を読み通したり、面白いと思うためには前情報は必要ない)。それは、筆者が多くの背景を省略しており「かいつまんで描く」ことが上手であるためではない。むしろその逆で、例えばこの本では欠かすことのできないベトナム戦争(とモン族の関わり)について多くの部分を割いて説明している。それなのに、驚くほど読みやすいし、洗練されている。とはいえ、話は入り組んでいるし、長い時間と多くの登場人物を追いかけたノンフィクションなので、ページ数は多い。この分厚さと内容の割に読みやすく感じるのは、この筆者の持つユーモアのセンスだと思う。決して明るい話ではないのに、言葉選びと構成のおかげで時折くすっと笑ってしまうようなエピソードがたくさんある。 最後に、この本を母語で読めることに感謝したい。いくら読みやすいと言っても、英語ではなかなか理解しがたかったと思う。色々な人の手に渡ってほしいと思える作品だった。
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モン族移民の娘がてんかんになりアメリカで医療を受ける際の文化的衝突を描いた名作ノンフィクション。 「グラントリノ」を思い出しながら読了 この本みたいな文化的衝突が日常的に起こってるから、アメリカでは“多様性”って言葉が上っ面でなく実が伴ってるんだろう 文化的衝突があっても最後...
モン族移民の娘がてんかんになりアメリカで医療を受ける際の文化的衝突を描いた名作ノンフィクション。 「グラントリノ」を思い出しながら読了 この本みたいな文化的衝突が日常的に起こってるから、アメリカでは“多様性”って言葉が上っ面でなく実が伴ってるんだろう 文化的衝突があっても最後にはイーストウッドはグラントリノをモン族少年に譲渡するし、ナナカオはニールに赦しの言葉をかける(この本の「15周年記念版に寄せて」より) そういや「クラッシュ」もそんな映画だったな。
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