きれはし ele-king books

ヒコロヒー(著者)

• 販売会社／発売会社: Pヴァイン/日販アイ・ピー・エス
• 発売年月日: 2021/08/04
• JAN: 9784910511009

商品レビュー

2024/06/14

今年のエッセイ部門の暫定トップに躍り出ました
それぐらい、文章が読みやすくてユーモアがあって表現したい瞬間の切り取り方がすごく実直で私の心のストライク
恥ずかしながらどんな芸をするのかは一切知らないが、Twitterで流れてきた回のBRUTUSの連載エッセイ（「直感的社会論」：日々働いてばかり、なのかどうなのか？）が
ものすごく好みでそれからインスタもフォローしてミーハーファンをやらせていただいている
こうやってまとまった書籍の文章を読めて嬉しい！

このBRUTUSのエッセイを読み返したときも毎回思うし、この本を読んだときもそうだったけど、
私には絶対にできない生き方をする人なのに、共感できることがいくらでもある！
日々生きる中で感じる自分自身のままならなさ、漠然とした不安、自信満々の時の自分、消えたい時の自分、たまにできる関わる全ての人への感謝、素敵な物に出会えた時の喜び、酒の席のくだらない話題、異性との駆け引きができない度胸と可愛げのなさ…

その感情を実直に書くのに、ちょくちょく盛大な嘘が盛り込まれたり、これからについて考えている本当に大切なことは書いていなかったり、その掴みきれなさもまた魅力だなあと思った

終盤の売れてからのエピソードが本当に好き
月収5万円の時を経て、いまはファミマで黒柳徹子さんとお茶のCMが流れてました…

2023/09/29

鍋のままラーメンいったろうと横着こいた２０分前の自分を恨んだ。

素敵な文章です。

４０過ぎのあたいもどんぶり洗うの面倒で、鍋のままラーメン、うどん、おかゆ等々いってしまう横着こき倒しの食卓です。

面白いエッセイでした。

2023/09/07

ヒコロヒーの暮らしを覗き見してる感じ

ある1人の人生を、 文章力や捉え方でこうもオモロいものに昇華できるのが羨ましくなる