きれはし の商品レビュー

ヒコロヒー(著者)

2024/06/14

今年のエッセイ部門の暫定トップに躍り出ました
それぐらい、文章が読みやすくてユーモアがあって表現したい瞬間の切り取り方がすごく実直で私の心のストライク
恥ずかしながらどんな芸をするのかは一切知らないが、Twitterで流れてきた回のBRUTUSの連載エッセイ（「直感的社会論」：日々働いてばかり、なのかどうなのか？）が
ものすごく好みでそれからインスタもフォローしてミーハーファンをやらせていただいている
こうやってまとまった書籍の文章を読めて嬉しい！

このBRUTUSのエッセイを読み返したときも毎回思うし、この本を読んだときもそうだったけど、
私には絶対にできない生き方をする人なのに、共感できることがいくらでもある！
日々生きる中で感じる自分自身のままならなさ、漠然とした不安、自信満々の時の自分、消えたい時の自分、たまにできる関わる全ての人への感謝、素敵な物に出会えた時の喜び、酒の席のくだらない話題、異性との駆け引きができない度胸と可愛げのなさ…

その感情を実直に書くのに、ちょくちょく盛大な嘘が盛り込まれたり、これからについて考えている本当に大切なことは書いていなかったり、その掴みきれなさもまた魅力だなあと思った

終盤の売れてからのエピソードが本当に好き
月収5万円の時を経て、いまはファミマで黒柳徹子さんとお茶のCMが流れてました…

2023/09/29

鍋のままラーメンいったろうと横着こいた２０分前の自分を恨んだ。

素敵な文章です。

４０過ぎのあたいもどんぶり洗うの面倒で、鍋のままラーメン、うどん、おかゆ等々いってしまう横着こき倒しの食卓です。

面白いエッセイでした。

2023/09/07

ヒコロヒーの暮らしを覗き見してる感じ

ある1人の人生を、 文章力や捉え方でこうもオモロいものに昇華できるのが羨ましくなる

2022/12/26

自然体の生き方が人気を呼んでいるヒコロヒーのエッセイ集。テレビやライブで見かける表面上ではわからない彼女の心の機微がよくわかる一方、芸人の生活、楽しい芸人とのやり取りなど、どこを読んでもクスッと笑える面白い一冊。

2022/11/19

独特の笑いのセンスとヤサグレキャラにも関わらず、そこはかとない品の良さを感じさせるヒコロヒーがとても好きで、書いたものも読みたくなった。他愛ないエッセイではあるが、「まるこ」「宇宙」で人となりがよく分かり、「コリドー」で可愛くも天邪鬼な等身大のヒコロヒーを堪能できる。サーヤのような泉のように溢れ出る才気を感じさせる女芸人（の枠に収まっていないが）も好きだが、私には少し眩しい。ヒコロヒーや福田麻貴が安心して見ていられる。

2022/09/16

笑えるだけじゃなく文章がきれい。
ただ日常の会話が書き連ねてあるだけでも、まるで自分もその場にいて一緒にあーでもないこーでもないと言っている感覚になる。

やさぐれ姉ちゃんのイメージがあったけど実はすごく熱くて不器用で情にもろい人なんだと思う。そして色恋沙汰になるといきなり気が小さくなってしまうところもとてもかわいい。
考え方も言葉のセンスも、やっぱ芸人さんっておもしろい。

2022/03/18

コリドーの読み応えの良さったら

ほかのもヒコさんの人間くさいところがありありと出てて、楽しく読めた

2022/02/04

ポンちゃんの話が面白かった。
なんでさっさと白状しないのよー！と、やきもきしながら読みました。

ヒコロヒーさんは、初めてテレビで拝見したときは、お酒好きのやさぐれキャラのイメージでしたが、さすが芸人さんというか、言葉の選び方や文章がとても面白かったです。

2022/01/04

お笑い好きの友人の推薦。中国人になりきる話はかなり笑った。芸人さんの頭の中を垣間見る事のできる一冊。

2022/01/02

最近よくテレビで見かける芸人のヒコロヒーの初エッセイ。
主に売れる前のエピソードが多めに入っていおり、学生時代にグループで馴染めなかったことや芸人という仕事を続けていく葛藤など、とてもリアルで良かった。
コリドー街の話、ポンさんの話、後輩が芸人を辞めていく話、などちょっとしたエピソードが入っていてすぐに読めた。
ヒコロヒーさんの独特な言い回しが (恋愛を惚れたはれたというなど) そのまま文字に起こしているようで面白かった。
次はAマッソ加納さんの『イルカも泳ぐわい』も読みたい。