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渦 妹背山婦女庭訓 魂結び 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/08/03 |
JAN | 9784167917302 |
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渦
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商品レビュー
3.8
29件のお客様レビュー
歴史に興味がある人はもちろん、ない人でも十分に楽しめる。時代小説には分類されない程度の作風。 人形浄瑠璃(操浄瑠璃/文楽)に魅せられた近松半二という男の一生を描いた時代物語。舞台は江戸時代・大阪。 この世は狂言と表現する半二、どんな辛いことがあっても、それを面白がれる男である。人...
歴史に興味がある人はもちろん、ない人でも十分に楽しめる。時代小説には分類されない程度の作風。 人形浄瑠璃(操浄瑠璃/文楽)に魅せられた近松半二という男の一生を描いた時代物語。舞台は江戸時代・大阪。 この世は狂言と表現する半二、どんな辛いことがあっても、それを面白がれる男である。人生で浮かないときにも、一歩引いて楽しめる目を持てるのではないだろうか。 物語を描き上げていくということの熱量がひしひしと感じられる。それでいて軽快な語り口は読む手を離さない。一気に読め、引き込まれる作品。いつのまにか半二にとりつかれている、というより我々がとりついてしまっているんじゃないかと思うほどのめりこんだ。晩年を描く「三千世界」では息も絶え絶え。大変見事な小説だと思う。 物書きをするひと(どんなジャンルでも)にはぜひ読んで、のめりこむ驚きを味わってほしい。
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近松半二の生涯を書いた小説。 この本読むまで知らなかったです、半二さん。 何なら、近松門左衛門の愛弟子かな?と思っていたら それも違い、私淑して「近松半二」と名乗り始めたらしいことを知りました。 本書はほぼ関西弁で書かれています。義太夫の語り口調のような。 続編もあるようなの...
近松半二の生涯を書いた小説。 この本読むまで知らなかったです、半二さん。 何なら、近松門左衛門の愛弟子かな?と思っていたら それも違い、私淑して「近松半二」と名乗り始めたらしいことを知りました。 本書はほぼ関西弁で書かれています。義太夫の語り口調のような。 続編もあるようなので読んでみます!
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江戸時代の大坂・道頓堀、浄瑠璃作家近松半二の物語 テンポの良い大阪弁で語られ、生き生きとした登場人物たちに江戸時代ということを忘れてしまいそうで、文楽を題材にした架空の人物のストーリーかと思っていたら、近松半二は実在の浄瑠璃作家だったと知り、驚きました。 物語を作り出す苦労。 ...
江戸時代の大坂・道頓堀、浄瑠璃作家近松半二の物語 テンポの良い大阪弁で語られ、生き生きとした登場人物たちに江戸時代ということを忘れてしまいそうで、文楽を題材にした架空の人物のストーリーかと思っていたら、近松半二は実在の浄瑠璃作家だったと知り、驚きました。 物語を作り出す苦労。 書いても舞台をヒットさせなければいけないプレッシャー。 読んでいるこちらの方までそのプレッシャーに苦しくなってしまうほどでした。 人形浄瑠璃といえば、今は文楽として知られていて、私も子供の頃大阪の国立文楽劇場に観に行ったことがありました。 薄暗さとリアルな人形と言葉が難しいイメージしかなくて‥。 でも、こうして今も続く文楽の、作品作りに生涯をかけ、人形浄瑠璃を愛した人たちの熱い思いを知り、改めて文楽を観に行ってみようと思います。
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