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ムッソリーニの正体 ヒトラーが師と仰いだ男 小学館新書
968円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2021/07/29 |
JAN | 9784098254033 |
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ムッソリーニの正体
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商品レビュー
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「ヒトラーの正体」に続く舛添要一さんの本。 舛添さん、政治家としての評価は微妙でしたが(笑)、著書は丁寧な書きぶりで読みやすいです。 ファシズムといえばヒトラー、ってイメージですが、実は元祖はムッソリーニ。ヒトラーもムッソリーニを師と崇め、執務室には彼の胸像を置いていたそうです。...
「ヒトラーの正体」に続く舛添要一さんの本。 舛添さん、政治家としての評価は微妙でしたが(笑)、著書は丁寧な書きぶりで読みやすいです。 ファシズムといえばヒトラー、ってイメージですが、実は元祖はムッソリーニ。ヒトラーもムッソリーニを師と崇め、執務室には彼の胸像を置いていたそうです。 ただ、第二次世界大戦においては伊は独の足手纏いとなり、いつの間にか立場が逆転してしまっていたようですが、これはあくまで冷酷だったヒトラーと、冷酷に徹しきれなかったムッソリーニの独裁者としての器(?)の違いなのか… ただ、共通しているのは、独裁に至るまでは当時の合法的なルールに則りつつ、それ以後は好きなようにルールを変えて独裁者としての地位を固めていった点や、経済政策の成功で支持を集める一方、敵を作って攻撃することで国民の熱狂を煽っていったといったところでしょうか。 特に後者は現代では必須の政治スキルになっているようですが、社会への不安が増大する時代には、その手法が流行るんだろうけど、これは社会を分断するだけで憎悪しか残らないので、やり方としては大いに憎むべきものだと思いますね。 とにかく、読み物としてはとても面白かったです。
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国際政治学者であり、政治家でもあった舛添氏が、ヒトラーに比べてその実情があまり知られていないムッソリーニの生涯と人物像を、第一次・二次世界大戦の各国の思惑やヒトラーとの関係などと絡めてまとめあげている。複雑な当時の世界情勢が分かりやすくまとめられている。自身も政治家を経験したこと...
国際政治学者であり、政治家でもあった舛添氏が、ヒトラーに比べてその実情があまり知られていないムッソリーニの生涯と人物像を、第一次・二次世界大戦の各国の思惑やヒトラーとの関係などと絡めてまとめあげている。複雑な当時の世界情勢が分かりやすくまとめられている。自身も政治家を経験したことが本書を書く上で大きく役立ったそうだ。 名前は知っていてもナチスドイツに比べてムッソリーニ、ファシズムに関しては確かに、あまり知識がなかった。暴力を用いながらも「大衆の圧倒的な支持を得て」政権を取ったことなど共通点はあれど、戦争に関わる考え方などは大きく違う。また、ファシストの中の暴力的な勢力の制御に手を焼き、慣れない外交に苦労して胃を痛めるなど気の小さい面が多々見られ、またヒトラーや日本軍と違い、イタリアの戦力が弱く「長期戦を戦えない」ことを自覚してなるべく戦争を避けたいと行動していたなど、意外な面が多かった。 複雑なムッソリーニの人物像、ヒトラーとの押したり引いたりの関係、当時の世界情勢を駆け足で読め、なかなか興味深かった。
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確かに日本ではヒトラーほど有名でないムッソリーニだし、ファシストとナチスはほぼ同義で語られるけど、この本で色々2人の違いがわかった。
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