白光

朝井まかて(著者)

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2021/07/26
• JAN: 9784163914022

商品レビュー

2024/12/31

明治初期に女性が画家を目指すと言う選択肢はどれほどハードルの高い事だっただろうか。
聖像画を学びにロシアへ留学するが、旅路は差別そのもので、辿り着いたロシア正教のテンペラ画は技術やその先を得たい彼女にとって求めるものでは無かった。あぁ、何たる事！　そこからテンペラ画を信仰する対象として理解する境地に。その辺りは朝井まかてさんであっても、ちょっと描き方にストンと落ちるものがなく、難があったな。

プーチンによりウクライナ侵攻が始まって久しくなった。ロシア正教会とキリスト教。
信仰って何なの？

2024/05/04

宗教に関わるから聖人なわけではない。
いろいろな人がいろいろな考え、思いを抱いている。
だから、この話に出てくる人たちも、
特別聖人ではない。
それでいいも思う。

でも、ちょっと身勝手過ぎる気が…
何で最後改心してるのかもよく分からん。
何でだろう、
この作者の女主人公は、素直に応援できない。
癖が強すぎる。

2023/08/15

長く長く、迷い、壁にぶちあたって、濃密な生涯に疲れてしまいました
周りの人も濃く生きているのでそういう時代でも有ったのが感じられます