商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2021/07/21 |
JAN | 9784122070899 |
- 書籍
- 文庫
青空と逃げる
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青空と逃げる
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商品レビュー
3.7
251件のお客様レビュー
「傲慢と善良」の解説で朝井リョウさんが お勧めしていたので「島はぼくらと」に続けて 手にした本。3作続けて読んだからなのか、 感情移入度が半端なく涙腺を刺激されまくり。
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果たして,この物語は「救い」なのだろうか? いや,間違いなく,救いがテーマにはなっているのだけど. あーこういう仕掛けになっているのか!と言う驚きとか,一つひとつの仕掛けの緻密さに膝を打つことを期待すると,この作品は「期待はずれ」となる. まず,プロットが大変に甘い.「なぜ逃げる...
果たして,この物語は「救い」なのだろうか? いや,間違いなく,救いがテーマにはなっているのだけど. あーこういう仕掛けになっているのか!と言う驚きとか,一つひとつの仕掛けの緻密さに膝を打つことを期待すると,この作品は「期待はずれ」となる. まず,プロットが大変に甘い.「なぜ逃げるのか」「なぜ追うのか」の必然性があまりに漠然としていて,主人公たちを転々とさせる為の「仕掛け」としか見えない. 芸能プロダクションとヤクザの裏組織を大差ないものとして描いているのも違和感(まぁ,そんなところもなくもないとは思うけども). 父の逃走の理由も,経緯はともかくも手の怪我ごときで,大袈裟な,とも思う.ちゃっちゃと友人の医者に縫ってもらって,奥さんに連絡とれよな,と. それがさ,本来「家族を信じる」ってことなんじゃないのか?カッコつけてんじゃねーよ,と. 僕を辻村深月ワールドに誘った人から「傲慢と善良とリンクする作品らしい」と聞いて,読んでみたんだけども. まぁ確かに,ここに登場するのかぁ!と言う驚きと,ニヤリはあったものの…あー結局こうなっちゃいます?って感想…これを,彼女はどう読むのかなぁ?ぜひ感想を共有してみたい. 母と子,家族,社会…このテーマを描くなら,もう少し,行動の必然性がないと,リアルに没入できないなぁ,というのが正直な感想. 「母親」とくに「一人息子を持つ母親」が読むと,全然違う物語になるのかなぁ…家庭がうまく行ってない,とか条件重なるとそんなのすっ飛ばして,僕とは正反対の読み心地になる作品な気もするが… 作者の書きたいことが溢れすぎて,上滑りした作品…なのかなぁ?
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主人公は、母の早苗とその小学5年生の息子の力。 夏休みに東京を離れ高知で生活していた2人のところへ突然、芸能事務所の男が追ってくる。 「旦那さんは、一緒には来ていないんですか?」 2人は、一体何のため、何から逃げているのか。 父親はどうしたのか。段落ごとに母と息子の視点から...
主人公は、母の早苗とその小学5年生の息子の力。 夏休みに東京を離れ高知で生活していた2人のところへ突然、芸能事務所の男が追ってくる。 「旦那さんは、一緒には来ていないんですか?」 2人は、一体何のため、何から逃げているのか。 父親はどうしたのか。段落ごとに母と息子の視点からロードムービーのように描かれる、家族の話。 「島はぼくらと」に出てくるスーパーお助け姉さんの ヨシノさんが登場し、「傲慢と善良」とも交差するので、出来ればこの2作の間に読みたかったです。 (きちんと刊行順に読んでいれば…!) 逃げた先々で出会う人々の温かさに救われ、丁寧に描かれる2人の心情描写と成長に心を掴まれました。
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