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刺青 乙女の本棚
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刺青 乙女の本棚

谷崎潤一郎(著者), 夜汽車(イラスト)

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刺青 乙女の本棚

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 立東舎
発売年月日 2021/06/11
JAN 9784845636273

商品レビュー

3.6

27件のお客様レビュー

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2026/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

谷崎潤一郎氏の(恐らく)処女作。 女性の魔性を開花させて、踏み躙られたいっていうマゾヒズム……だけどその取りうる手段が刺青を無理やり掘り入れるというサディズム。 サドとマゾが渾然一体となり、女の開花に充足して終わるという。 初っ端から倒錯しているという純度の濃さ。 氏の著作は、春琴抄しか読んでいないけれど、その根源をみた感じです…… でも、ちらりと駕籠からみえた御御足に対する舐めつくつような表現や、様々な女性に対する描写の細やかさが、確かな筆力を感じてしまいますね。 力を持った変態は制御不可能だ! 夜汽車さんの絵は、主人公の清吉は描かれず、ほぼ女性メインとなっていて、もっとストーリーにそわしてもらっても……と正直思いましたが、女性に対する倒錯が描かれた本作だとそれもアリなのかな……と逆に思うようにもなりました。

Posted by ブクログ

2026/07/18

名手ともてはやされる若き彫青師『清吉』の宿願は、理想とする女の肌に己の魂を彫りこむことであった。年月を経て、清吉の下を追い求めた娘が訪ねてくる。 「乙女の本棚」シリーズ第21弾。 何というか、妖艶な話。 正に命を削るかのように刺青を彫り生気が抜けたような清吉と、無垢な少女のよう...

名手ともてはやされる若き彫青師『清吉』の宿願は、理想とする女の肌に己の魂を彫りこむことであった。年月を経て、清吉の下を追い求めた娘が訪ねてくる。 「乙女の本棚」シリーズ第21弾。 何というか、妖艶な話。 正に命を削るかのように刺青を彫り生気が抜けたような清吉と、無垢な少女のようだった娘ががらりと変わる様が皮肉に映る。

Posted by ブクログ

2026/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前提条件としてこの物語は、美しい者=強い者という世界である。 彫り師が最初は、美を作り、支配していた。 しかし理想的な美女に、刺青を施した瞬間に、変貌を遂げて、こちら側が彫り師を支配するという主従逆転が発生。 美とは、いわば刺青のことであり、鎧でもあり、力でもあり、同時に人を変質されるものである。 また、刺青は彼女の中に眠っていた、支配性や妖艶さを目覚めさせただけである。 刺青をしたら異性から好かれるとかそういった話ではない。自分の中に眠っている気質(本質)は何かに気付き、引き出せるかが、美しくあるために大切なことではないかと感じた。

Posted by ブクログ

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