刺青 の商品レビュー
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初めての乙女の本棚シリーズ。 《刺青》と表紙の美しさに惹かれて図書館で借りてみた。 刺青そのものは知っていたけれど、文とイラストのギャップがすごくて目が離せず何度も読み返した。とてもいい本で個人所有したくなる。 ただ、ひとつ言うなら「苦しかろう。体を蜘蛛が抱きしめて居るのだから」というならばもう少し刺青の迫力が欲しかったなあ…。 そこだけ少し残念でした。
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さては立東舎さん、夜汽車氏のドS美少女好きだな(邪推) ま〜〜夜汽車氏の刺青描写がすごい!!!! こんなんそりゃ、みんな入れたがるわ…。
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「乙女の本棚」第21弾。 稀代の刺青師が、理想の女に出会い、自分の好み蜘蛛の刺青を施す話。妖艶な話。フェチシズム?のこと。 ま、好きずきではあるが、クスリつかって気絶させて勝手に刺青しちゃうって、スゲー話ではある。 幻想的小説であるんだろうけど、女の立場からしてみると気持ち悪っていう一言である。違う、そういうことじゃないってのも知ってるけど。 イラストは素晴らしい。美しくて素敵。
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妖艶?耽美?いやいや言葉濁してるけどただのドS野郎とドMの話やん。ヤバいやつをこの美しい絵が中和していい感じに耽美さ、妖艶さを醸し出してるだけやん。それがでも物語初心者には大事よね。雰囲気はしっかり掴める、乙女シリーズいい仕事してる、と思 います! 2023.12.19 198
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図書館で借りた本だったが、美しいイラストや、魅惑的な内容と文章に惹かれて、個人的に所有したくなってしまった。夜汽車さんのイラストは私の中でドンピシャで、他のイラスト集などもチェックしようと思った。 谷崎潤一郎は脚フェチだと聞いていたが、その場面に出会ったのは初めてだった。そんなに...
図書館で借りた本だったが、美しいイラストや、魅惑的な内容と文章に惹かれて、個人的に所有したくなってしまった。夜汽車さんのイラストは私の中でドンピシャで、他のイラスト集などもチェックしようと思った。 谷崎潤一郎は脚フェチだと聞いていたが、その場面に出会ったのは初めてだった。そんなに綺麗なの?と驚かされるような描写で、私もその脚等々を拝みたくなってきてしまった。笑 この妖しく恐ろしく美しい内容はとても好みだった。このシリーズの谷崎潤一郎の「秘密」は購入済みだが、そちらも早く読みたい。
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もっともっともっーーーと妖しさを出して欲しかったなー 谷崎潤一郎の文章に夜汽車さんの絵がだいぶ負けてる印象がしちゃったんよね いや、すんばらしかったのよ スンバらしく素敵な絵だったんよ あれ?なんかわいの要求が厳しくなってる? でもほんと『乙女の本棚』シリーズ 良いわよ!文豪...
もっともっともっーーーと妖しさを出して欲しかったなー 谷崎潤一郎の文章に夜汽車さんの絵がだいぶ負けてる印象がしちゃったんよね いや、すんばらしかったのよ スンバらしく素敵な絵だったんよ あれ?なんかわいの要求が厳しくなってる? でもほんと『乙女の本棚』シリーズ 良いわよ!文豪たちの入口にこれほどよい本棚はないわよ なんでもっとみんな読まないのかしら(乙女というよりおネエ) これちょっと谷崎作品読んでみたくなるもんな〜 他にどんな世界観あるのよってなるもの ああああ!(どした急に) わかった!夜汽車さんの絵によって谷崎潤一郎の毒がだいぶ中和されてるんだわ! うん、やっぱここ入口に谷崎潤一郎の世界に行くのはやめた方がいいかも ”乙女”という解毒剤なしに進むのは命の危険があるかも!
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乙女の本棚シリーズから、谷崎潤一郎さんと夜汽車さんのコラボ作品「刺青」です。夜汽車さんのイラストは、息をのむような甘美な世界を醸し出してくれます。 凄腕の刺青師清吉には、光輝ある美女の肌を得て、それへ己れの魂を彫りこむという夢があった…。なかなか、理想とする女性が見つからず悶々としていたが、ようやくその女性が現れた…。その女性を眠らせ、背中に蜘蛛の刺青を彫りこんでしまうのだが…激しい痛みに耐え抜いた女性は、清吉が求めた真の強さと美しさを身に纏ったのだった…。「お前さんの命を貰った代りに、私はさぞ美しくなったろうねえ」 なんともいえない妖艶な世界でした…。刺青についてこれまであんまり知る機会もなかったこともあって、興味深く読めました。でも最大の見せ場というか、読ませ場か…は、作中の女性の豹変ぶりですね!美しくなりたいという思いは留まる所を知らないようです。
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理想の魔性の女に自分の魂を彫りたいという欲望があまり理解できないけど(理想の対象にわたしだったら傷をつけたくない)、ぞくぞくした。 理想の対象に魅了されるのはいいな。そんな相手に出会ってみたい。
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皆が美しくなろうと考えた結果、刺青が流行った。 刺青会で人気の清吉という若い刺青師がいた。 彼は自分が求める美しい肌をもつ女に出会う。 谷崎潤一郎の文章に匂いたつようなエロさを感じた。 書いてある内容は普通なのに表現が耽美。
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このシリーズは、私にはいつも何が言いたいのか分からない。けど、イラストがあることで、幻想的な雰囲気になり、何となく世界に入り込める。それでなければ、読みきる気にもならないだろう。いろいろな作家とイラストレーターの組み合わせも楽しみだ。
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