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色にいでにけり 江戸彩り見立て帖 文春文庫
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色にいでにけり 江戸彩り見立て帖 文春文庫

坂井希久子(著者)

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色にいでにけり 江戸彩り見立て帖 文春文庫

781

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2021/06/08
JAN 9784167917036

色にいでにけり

¥781

商品レビュー

3.7

28件のお客様レビュー

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2024/10/25

お彩の感情の上下に揺さぶられているうちに、あっという間に読了。 時代物はあまり読んでこなかったが、文章が柔らかく、現代的だった。ジェンダーに対する価値観が、あまりにも現代的なので、本当かしら?となるものの、現代をどうしても反映してしまうものなのかも。 右近のキャラクターが面白く...

お彩の感情の上下に揺さぶられているうちに、あっという間に読了。 時代物はあまり読んでこなかったが、文章が柔らかく、現代的だった。ジェンダーに対する価値観が、あまりにも現代的なので、本当かしら?となるものの、現代をどうしても反映してしまうものなのかも。 右近のキャラクターが面白く、引っ張られてすいすいと物語が進んでいった。

Posted by ブクログ

2024/05/29

温かい文章です。 苦手な江戸のことをわかりやすく書いてくれるから好きです。 そして、色のことに詳しいので読んでいてワクワクしますね。

Posted by ブクログ

2024/01/18

摺師をしていた父の背中を見て育ち、知らず知らず色の感性を養っていたお彩。火事で仕事ができなくなった父と二人、ほそぼそと長屋暮らしをしていたところへ、うさんくさい京ことばの優男、右近と出会って(つきまとわれて)お彩の視界がひろがっていく。 自分では才能だなんて思ってもいなかったこと...

摺師をしていた父の背中を見て育ち、知らず知らず色の感性を養っていたお彩。火事で仕事ができなくなった父と二人、ほそぼそと長屋暮らしをしていたところへ、うさんくさい京ことばの優男、右近と出会って(つきまとわれて)お彩の視界がひろがっていく。 自分では才能だなんて思ってもいなかったことを、他人に見出されるのってどんな気持ちなんだろうなあ。やっぱり最初は居心地悪いというか、信じがたいんじゃないかしら。右近みたいにもともと知り合いでもない人に言われたら(しかも大金をちらつかされたら)何か裏がある、だまされていると頑なに考えるお彩の思いももっともだ。 でもそれだけ警戒しているのに、強引に連れ出された客先でひらめいたら舞い上がって叫んじゃうところがかわいい。 終盤、ついに右近が正式にお彩に仕事をしないかと誘ったところで幕引き。続刊ではどんな形で二人のやり取りが繰り広げられているのか、読んでみたい。 江戸時代には役者の好みにちなんだ色や、バリエーション豊かな藍やねずみ色が呼び名をつけられて浸透していたらしい。色名のひびきも美しく、たのしい。

Posted by ブクログ

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