商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2021/06/07 |
JAN | 9784022517593 |
- 書籍
- 書籍
うらんぼんの夜
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
うらんぼんの夜
¥1,760
在庫あり
商品レビュー
3.8
41件のお客様レビュー
川瀬作品にしては異色(?)のホラーもどき小説。閉鎖的な村落とその構成人物たちの描写は流石だが、ストーリ自体はそこまで面白くなかった。
Posted by
小さな村にある古くからの言い伝えや習わし。どこはかとなくホラー風味の漂うミステリ。時代を見失うほどの閉塞的で絶対的な戸主制度の中で、村の呪縛に囚われている女子高生の菜穂。転校生の亜矢子が来たことで村に災いが持たされていく…。最後の菜穂の決断は個人的にはお勧めしないけれど、亜矢子の...
小さな村にある古くからの言い伝えや習わし。どこはかとなくホラー風味の漂うミステリ。時代を見失うほどの閉塞的で絶対的な戸主制度の中で、村の呪縛に囚われている女子高生の菜穂。転校生の亜矢子が来たことで村に災いが持たされていく…。最後の菜穂の決断は個人的にはお勧めしないけれど、亜矢子の菜穂への「あなたは幸せだ」という一言、たぶんそうなのだろうなとは思う。
Posted by
奈緒の住む大百舌鳥村の古いしきたりとか因習的なもの、まだこういうのがある田舎存在してそうだな…。村から出て行くことを望んでいても、結局無意識にそのしきたりを常識のように感じてる奈緒がちょっとやるせないというか。 田舎の農家の男尊女卑的なところ(でも老人たちは女ばかりだから、最終的...
奈緒の住む大百舌鳥村の古いしきたりとか因習的なもの、まだこういうのがある田舎存在してそうだな…。村から出て行くことを望んでいても、結局無意識にそのしきたりを常識のように感じてる奈緒がちょっとやるせないというか。 田舎の農家の男尊女卑的なところ(でも老人たちは女ばかりだから、最終的には女性が強いのか?)、内部と他所者をあからさまに区別する排他主義的なところも、実際にまだ存在するんだろうな。 ストーリー自体は最終的にどう落ち着くのか気になったけど、亜矢子のしたたかさは嫌いじゃない。
Posted by