商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2021/06/01 |
JAN | 9784000272360 |
- 書籍
- 児童書
地球以外に生命を宿す天体はあるのだろうか?
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地球以外に生命を宿す天体はあるのだろうか?
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
小中学生に本を紹介するにあたって、新しく出ている「岩波ジュニアスタートブックス」から選んで読んでみた。数年前、著者が小学生対象に話をしてくださったのを、僕は聞いている。そのときとほぼ同じ流れで書かれている。だから、新しく知った話はたぶんなかったと思う。でも全然かまわない。最初に話...
小中学生に本を紹介するにあたって、新しく出ている「岩波ジュニアスタートブックス」から選んで読んでみた。数年前、著者が小学生対象に話をしてくださったのを、僕は聞いている。そのときとほぼ同じ流れで書かれている。だから、新しく知った話はたぶんなかったと思う。でも全然かまわない。最初に話を聞いたときも、こんなおもしろいことが分かってきているのかと感激した。それからいくつか関連する本を読んだりしている。太陽系内で生命がいそうな星、火星、エウロパ、タイタンそしてエンケラドス。生命が存在するかどうかも興味深いのだけれど、どうやってメタンがあるとか窒素があるとか分かるのだろう。分光学とか何かを使っているのだったか。勉強したかもしれないけれど、全く身についていない。水が流れた跡がある、と言われたら、ああそうだなあ、と言えるのだけれど、離れた対象物の性質を知ることができるというのは本当に不思議だ。そしてもっとおもしろいのが系外惑星。どうやって探すかというその方法自体もおもしろい。トランジット法とか初めて聞いたときは「なるほど」と思った。でも、惑星が恒星の前を通るときのそのわずかな光の変化をどうやってキャッチしているのか、そこがまた不思議でならない。素人には計り知れない技術の進歩があるのだろう。地球タイプの惑星がハビタブルゾーンに存在している。それがいくつも見つかってきている。地球にだけ生命が存在するなんて、もうあり得ない。知的生命だって存在してもおかしくない。それならば我々にコンタクトをとってきてもおかしくない。でも空間は広く、時間は長い。知的生命体同士がどこかで接触するチャンスは極めて少ないということなのだろうか。そして、その知的生命体は長くは存続しないということなのだろうか。
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宇宙本が苦手な自分にも、これはかなり楽しめた。なるほど、地球外生命体の観点で見れば、こんなに楽しく読めるものなんだという、ちょっと目から鱗的な発見。地球環境の常識から自由になること自体、かなり困難な作業な訳だけど、その前提は受け入れた上で、あり得る可能性を順次検討していく結構。系...
宇宙本が苦手な自分にも、これはかなり楽しめた。なるほど、地球外生命体の観点で見れば、こんなに楽しく読めるものなんだという、ちょっと目から鱗的な発見。地球環境の常識から自由になること自体、かなり困難な作業な訳だけど、その前提は受け入れた上で、あり得る可能性を順次検討していく結構。系外惑星の中に地球と似た環境があるかもとか、かなりワクワクしますわな。でも宇宙スケールの悠久において、同時期的に似たような生命体が存在するって、とんでもない奇跡みたいなことかも。何にせよ、新発見が楽しみな分野。
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- ネタバレ
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地球以外に生命を宿す天体はあるのだろうか? 佐々木貴教 ∞----------------------∞ とても分かりやすい本です(ジュニア向けなので)。 天動説はそもそもキリスト教由来の考え方。神や人間を中心に世界(宇宙)が回っている。しかしニュートンが万有引力の法則を発見。物は地球に引っ張られ、その地球や天体も引っ張りあっていて、地球は太陽の周りをまわり、その中心である太陽すら銀河系の星の1つにすぎないと分かる。 太陽系内に生命はあるのか?水(液体)があることが重要。 火星は過去に温暖湿潤だった。 木星の衛星エウロパは内部に海のような液体状のものがある。 土星の衛星タイタンには分厚い窒素の大気があり、メタンの湖がある。 土星の衛星エンケラドスの内部の海には海底火山がある。 太陽系外に生命はあるのか? 系外惑星の探し方。 視線速度法で中心の星が惑星の引力に引っ張られて動いているかを見る方法。ドップラー効果の救急車のサイレン音の変化のように、光が近づく時と遠ざかる時では光の波の形が変わる。 トランジット法は、中心の星を他の星が横切ることによって光が遮られるので中心の星に惑星があると分かるというもの。 ハビタブルゾーン、中心星と惑星の距離が水は蒸発せず凍らずの範囲であること。 ケプラー宇宙望遠鏡でハビタブルプラネットがいくつか見つかり、系外惑星も数多くあるので、その後打ち上げられたTESSにも期待がかかる。 地球型生命体という限られた枠組みでしか考えられてないので、もっと大きな枠で捉えたらもっと面白そう。 2022/08/28 読了(図書館)
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