

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2021/05/27 |
JAN | 9784309208299 |
関連ワード | ウィリアム・シェイクスピア / 石井美樹子 / 横山千晶 / 文学・エッセイ・詩集 |
- 書籍
- 書籍
真訳 シェイクスピア四大悲劇
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
真訳 シェイクスピア四大悲劇
¥5,060
在庫あり
商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
過去に読もうとして何回か断念したことがある。 読みやすいという評判が高いこともあって、独特な言い回しや多少知識が必要なところは仕方ないところだが、最後まで読み切ることができるので凄い。 ハムレット 亡霊「わしはおまえの父の幽霊だ〜毒蛇に咬まれて死んだとされているが、その毒蛇が今や王冠を戴いているのだ。」 ハムレット「そんな予感がしていた!叔父が!」 亡霊「〜わしがくつろいでいるとき、そなたの叔父が忌まわしい毒汁入りのガラスの小瓶を手に忍び寄りわしの耳に毒を注ぎ入れたのだ。〜さらば、さらば、さらばじゃ。わしを忘れるな(退場)」 ハムレット「〜おお、哀れな亡霊よ、混乱したこの頭に記憶が居座っているかぎり忘れるものか。〜」p35 毒殺にする必要があった理由 →ダービー伯爵毒殺事件 オセロー ロミジュリに近いものを感じる。 (今作は火付け役がいたとはいえ、概ねオセロー1人の暴走であるが)接吻しながら死ぬというのもまた勝手な男という印象が強まる。 最後までデズデモーナが哀れ。 リア王 ケント伯爵「ならず者、ごろつき、残飯あさり、悪党、高慢ちき、浅はか、一文無し、お仕着せ3枚、100ポンドの、汚い毛糸の靴下を履く卑劣漢。臆病で決闘嫌いの訴訟馬鹿。鏡ばかり見ている小うるさい淫売の倅。鞄1つの素寒貧。金になるならなんでもござれの女衒、悪漢、乞食、臆病者、ポン引き、淫売の跡取り息子、こいつらを全部ひっくるめたのがおまえだ。その肩書の一つでも違うと言ってみろ、ぶちのめしてヒーヒー泣かせてやる」 オズワルド「何と奇怪な野郎だ、何の面識もない相手にこうも悪態をつくとは!」 ケント伯爵「何と面の皮の厚い野郎だ。おれを知らないというのか?〜おまえを月の光に浸したパン切れみたいにぐにゃぐにゃにしてやる。床屋通いの淫売の子、抜け!」p275 マクベス マクベス「何だ、その青ざめた顔は、悪魔に黒くしてもらえ。その鵞鳥面をどこで手にいれた?」 召使い「一万もおります。」 マクベス「鵞鳥がか、悪党?」 召使い「兵士がです。」 マクベス「行け、顔をひっかき、その臆病面を血まみれにしろ。いくじなしの青二才め。どこの軍勢だ、阿呆。くたばれ!敷布みたいに白い顔は、他の者を恐怖に駆り立てる。どこの軍勢だ、青瓢箪?」 召使い「イングランド軍です。陛下。」 マクベス「その顔をひっこめろ。〜シートン、見ているだけで胸クソが悪くなる。〜」p412
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とある作品でシェイクスピアが引用されており、まだ自分はシェイクスピア作品を読んだことがなかったので、この機会に読んでみた。 この本は、真訳とあるように、社会的背景や言い回しなどの脚注が充実しており、シェイクスピア入門書として非常に楽しめた。 今回、読んだのはマクベスのみだが、現在まで語り継がれる理由がわかった気がする。登場人物は多いが、深堀りはあまりせず、内容もすごく分かりやすいし、考察の余地もある。 マクベスは魔女たちに唆されて暴君になったが、読み終わるといつかは暴君になったのではないかと思うし、最初の魔女のセリフで待ち伏せるとある(会いに行くのではなく)。
Posted by
訳されたセリフに細かに説明の注釈がついており、その時の時代背景や考え方を把握しながら読めるのがありがたかったです。 初めて読んだシェイクスピアでしたが、非常に読みやすく、量も長過ぎずでちょうどよかったです。 一冊で四つの物語を一気に読めるため、四大悲劇を教養としてさらっと読んでみ...
訳されたセリフに細かに説明の注釈がついており、その時の時代背景や考え方を把握しながら読めるのがありがたかったです。 初めて読んだシェイクスピアでしたが、非常に読みやすく、量も長過ぎずでちょうどよかったです。 一冊で四つの物語を一気に読めるため、四大悲劇を教養としてさらっと読んでみたいひとにはベストマッチするのではないでしょうか。 価格が少し高く気軽に手に取りにくいので星マイナス一つとしました。
Posted by