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檸檬先生
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檸檬先生

珠川こおり(著者)

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檸檬先生

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2021/05/26
JAN 9784065228296

檸檬先生

¥1,485

商品レビュー

3.4

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2025/10/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

鮮烈な赤色で始まる冒頭に心奪われ読み始める。 音楽室で少年が出会う檸檬色の少女 檸檬先生。 音と色の共感覚を持った二人。 イレギュラーが二人を近づける。 先生との交流の中で、 普通の家庭、友人関係を手にした少年と、 普通から取り残された檸檬先生。 かつて少年が普通の存在になることを望んだはずも、 いざ自分の元を離れていく感覚があると、 少年の唯一になれなかったという嫉妬が湧いた。 ラストシーン、先生の一人称は「私」から「おれ」へ。抱えたイレギュラーが一つ多かった先生。全てを晒し、透明だった自分へ赤を塗りつける。誰かの唯一になりたかった。先生の自殺は、不器用でイレギュラーな、少年への愛の告白だったように思う。

Posted by ブクログ

2025/06/08

『共感覚』音を聞くと色が見え、色を見ると音が聞こえるという現象。はじめて知る。 作者は18歳で執筆とのこと、驚いた。 そして、文章の瑞々しさと檸檬先生と少年の危うさが、とても面白かった。マイノリティ、学校で変な人であっても、人と関われば関わるほど、普通とか普通じゃないとか関係なく...

『共感覚』音を聞くと色が見え、色を見ると音が聞こえるという現象。はじめて知る。 作者は18歳で執筆とのこと、驚いた。 そして、文章の瑞々しさと檸檬先生と少年の危うさが、とても面白かった。マイノリティ、学校で変な人であっても、人と関われば関わるほど、普通とか普通じゃないとか関係なく過ごすことができる、というくだりは、とても共感した。若い人に読んでほしい。

Posted by ブクログ

2025/01/03

共感覚 なんか 子どもの頃 あったような… 思い出せないのだけど 色と味かな? 冒頭で話の終わりが見えてしまうから、どんなふうにつなげるのかと思いきや… 最後は、あれでは少年が一生苦しむ 私には「共感覚を持つすげー美人」なんてそれだけで 生きる芸術作品なのに 少年が急にクラスに...

共感覚 なんか 子どもの頃 あったような… 思い出せないのだけど 色と味かな? 冒頭で話の終わりが見えてしまうから、どんなふうにつなげるのかと思いきや… 最後は、あれでは少年が一生苦しむ 私には「共感覚を持つすげー美人」なんてそれだけで 生きる芸術作品なのに 少年が急にクラスに馴染めるようになったのも そんなもんかな?で なんとなくいろいろちぐはぐ 檸檬先生をどうしたかったのか?

Posted by ブクログ