商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2021/05/14 |
JAN | 9784065234488 |
- 書籍
- 文庫
深い河 新装版
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深い河 新装版
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商品レビュー
4.2
75件のお客様レビュー
アジアの母は 醜く、それでも懸命に生きた姿を生々しく表現している 過酷な環境においても子どもに愛情を注ぐ これこそ人間そのものなのではないか それぞれに心の劇がある 悲しみを背負っている そのすべてを飲み込み、受け入れ、流れてゆくのがガンジス河 人は愛する人を亡くすと心の中...
アジアの母は 醜く、それでも懸命に生きた姿を生々しく表現している 過酷な環境においても子どもに愛情を注ぐ これこそ人間そのものなのではないか それぞれに心の劇がある 悲しみを背負っている そのすべてを飲み込み、受け入れ、流れてゆくのがガンジス河 人は愛する人を亡くすと心の中に転生させるという表現が私は好きだ 人生ってなんだろうな 生きるってなんだろうな 生活と人生は違う 生活する上でたくさんの人と関わってきたが、人生で関わったのは母と妻のみという磯辺の言葉 私が人生で関わった人は、誰なんだろう 三条のような人間にはなりたくない だからと言って大津の生き方はあまりに不器用すぎる
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某所読書会課題図書:考えさせられるストーリーだが、キリスト教に対する日本人の様々な思いが詰まっていると感じた.磯部、美津子、沼田、木口、大津の主な登場人物の中で大津の生き方が、宗教としてキリスト教を厳しく捉えたものと思った.プロテスタントのクリスチャンである小生が見ても、大津の真...
某所読書会課題図書:考えさせられるストーリーだが、キリスト教に対する日本人の様々な思いが詰まっていると感じた.磯部、美津子、沼田、木口、大津の主な登場人物の中で大津の生き方が、宗教としてキリスト教を厳しく捉えたものと思った.プロテスタントのクリスチャンである小生が見ても、大津の真面目さは特筆できるものだが、あそこまでは行きつけない.インドに行ったことはないが、蒸し暑さの中で多くの人々が暮らしている状況が文の中から読み取れた.重苦しいストーリーの中で三篠夫人の我儘が唯一笑えるものだった.
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文句なしの星5つ。 ツアー旅行でインドに来た、心に闇を抱えた人々の群像劇。 宗教って役立つ事もあると思うが、残念ながら完璧ではないし絶対でもないと思う。真面目な人ほど深みにハマって傷ついてしまうのかもしれない。 一神教と日本人の親和性の低さが印象的であった。
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