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鬼人幻燈抄(一)
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鬼人幻燈抄(一)
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商品レビュー
3.3
24件のお客様レビュー
"鬼"や"妖"の類は好きな方だし、あらすじを読んで面白そうだなと感じて手にしてみたが、冒頭から「ん?〇滅?」と既視してしまいそうな話で、こんなに似ていていいのかと思うくらいだった。 壮大なストーリーにしたいのは理解できたが、何をもって&q...
"鬼"や"妖"の類は好きな方だし、あらすじを読んで面白そうだなと感じて手にしてみたが、冒頭から「ん?〇滅?」と既視してしまいそうな話で、こんなに似ていていいのかと思うくらいだった。 壮大なストーリーにしたいのは理解できたが、何をもって"170年"としたのか…現代の話にしたくて時代を飛び越える発想にしたのだろうが、ではこの江戸時代とした理由は何だったのか? 大元になる"いつきひめ(マヒルさま)"の役割は? この兄妹を引き取った理由や"巫女守"や"鬼切役"を継がせようとしたのは何故? 帯に書かれている切ない恋愛となるほど、二人の想いは透けて見えず、鬼と対峙した時も白熱するほど剣を振るう前に勝負はついていた。 守り人を輩出する村でありながら、他の男達は何をしていたのか全く分からず、鬼の襲撃も無いに等しいこの場所で兄妹が狙われた理由が皆無なんだが…。 "鬼の力"にしても、この二体がわざわざ未来の為に成した意味が不明。 鬼族を守る為に長となる人物が必要とされ、それを討つように鬼と同化させたことに何の意味があるのだろうか? 一番気に食わなかったのは「分からない」という言葉の連呼。 一方では分かっているつもりでいるのに、いざということは決められない、成せないとたたらを踏む。 歯切れが悪すぎてむず痒い。 『余談』もひとっ飛びしすぎて、いきなり長との約束を確かめる場所に現れるって…シリーズもので書くのであれば直近の出来事では? こんなことをここで知りたいわけではない。 もっと読者に知らせるべきことはたくさんあるはず。 うーん、次巻へ進む理由が見つからない…。
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「鬼人」が主題なので鬼滅の〜を思い出してしまうのだけど、どちらが似せたとかではなく、鬼を題材にすると切なくなってしまうのだなぁと思う。 昔話でも沢山書かれているし、創作なら泣いた赤おにも切ない。 こちらも漏れなく切ない展開。そしてやはり対鬼は戦いが必至なのか。なかなか残虐な描写も...
「鬼人」が主題なので鬼滅の〜を思い出してしまうのだけど、どちらが似せたとかではなく、鬼を題材にすると切なくなってしまうのだなぁと思う。 昔話でも沢山書かれているし、創作なら泣いた赤おにも切ない。 こちらも漏れなく切ない展開。そしてやはり対鬼は戦いが必至なのか。なかなか残虐な描写もある。 鬼は長生きというわけでどうやら鬼人の生き様を現代まで時代を辿ってゆく構成になっている模様。 一巻は序章のように思うので次の巻も読んでみてもよいかな。 気になる点 頑張って難しい熟語を使おうとしているような文章なので読んでいて中二病ぽさを感じてしまう。(失礼。)文章のコテコテ具合がもすこし自然ならもっと楽しめたかもしれない。 時代ファンタジーものを読みたい若い世代の人たち向きのラノベかなぁと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者初読。時は天保、徳川の治世。人身は乱れ鬼が跋扈する。ある雨の夜江戸のほど近くで行き場もなく佇む幼い兄妹を保護した男・元治は自身を「巫女守」だという。彼の住まうは葛野(現在の兵庫県)は「踏鞴場」でありその火を守る巫女を「いつきひめ」と呼び、その護衛を任務とする。やがて18歳になった兄甚太は巫女守となり鬼を斬る。一方妹鈴音は・・・とても美しく悲しい物語でした。自分が守りたいものとは何なのか?何度も葛藤すれど答えは出ず、それでも生きていく。これは早々に続編に進みたい!素晴らしい物語でした。
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