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ウィステリアと三人の女たち 新潮文庫
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ウィステリアと三人の女たち 新潮文庫

川上未映子(著者)

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ウィステリアと三人の女たち 新潮文庫

572

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2021/04/26
JAN 9784101388649

ウィステリアと三人の女たち

¥572

商品レビュー

3.6

24件のお客様レビュー

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2026/01/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

4編とも、主人公はこの後どうなるのだろうという不安が残った。 中でも印象に残った短編は、「ウィステリアと三人の女たち」。 もっと手を抜けるはずの家事を、旦那のこだわりを守って丁寧にこなす、主人公「わたし」のけな気な愛情が夫に伝わっていないのが切ない。 この夫は何故か冷めていて、よく嘘をつくし態度が偉そうだ。本の中では原因が特に書かれていないので、ただ嫌なやつに見える。 妻に不妊治療に一緒に行こうと提案された時、「行かなくて良い(夫は行きたくないだけだと思う)」と畳み掛けるように説いたところは、特に冷淡に感じた。2人のことなのにまるで他人事のようだ。 妻は不妊治療についてインターネットや図書館などで調べ、費用だけでなく、心身にかかる痛み、体験談などを読み、自身がそれに耐えうるのか不安になりながらも、意を決して相談したというのに。 最初の提案から2ヶ月が経ったというのに、夫は不妊治療についてきちんと調べたのか。妻にかかる負担を知ろり、不安を想像しようととしたのか。 妻に説いた言葉からは、夫はただ、治療にかかる費用と、うまくいかなかった時の(自分の)精神的なショックのことしか頭にないように見えた。 切ない。

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2025/11/20

あらごしされたオレンジジュースみたいな本 喉越しが良すぎるわけでも無く、引っかかるわけでもない。 後味が長引くと嗚咽に似たぬるいものが目耳鼻口全てから抜け出してくる。 彼女自身の細胞の多くは死に、爪や髪の毛だってほとんど生え変わった。 あの頃の私は、もういない。 記憶の中にし...

あらごしされたオレンジジュースみたいな本 喉越しが良すぎるわけでも無く、引っかかるわけでもない。 後味が長引くと嗚咽に似たぬるいものが目耳鼻口全てから抜け出してくる。 彼女自身の細胞の多くは死に、爪や髪の毛だってほとんど生え変わった。 あの頃の私は、もういない。 記憶の中にしかいないのに、随分引きずられる。 砂浜と海の関係みたいに曖昧なところがない。 人は、本当は何もないところから愛を生み出すことなんてできないんじゃないかしら。 職場や友人たちの集いで早々と口にする正しい恋愛の方法。 何を正しいとするかはそれぞれで、結婚して家族というつながりを維持できていることを棚にあげる。 あたかもそれこそが幸せとねじり込んでいる人々。私が幼稚なだけなのか。 亀裂でも入ったかと思う。 相変わらず終わり方が好きで、私に今にも破けそうな袋を渡してくる時もあって。 しばらく頭を使わずほげっと過ごしたいですね。 時折り、ぬくもりなんかを求める人もいますが、冷淡を貫いて欲しいです。 お願いなのでオレンジジュースは温めないで下さい。

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2025/08/17

「彼女と彼女の記憶について」有名人になってから参加した同窓会で、小学生の頃に一緒に遊んだ記憶のある子が30歳で餓死していた。餓死の真相が分からないところがリアル。もう1人女性が一緒に餓死していたという要素も少し不気味だった。 「シャンデリア」お金の無常さとか命の価値とか色々考えさ...

「彼女と彼女の記憶について」有名人になってから参加した同窓会で、小学生の頃に一緒に遊んだ記憶のある子が30歳で餓死していた。餓死の真相が分からないところがリアル。もう1人女性が一緒に餓死していたという要素も少し不気味だった。 「シャンデリア」お金の無常さとか命の価値とか色々考えさせられた。

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