ジュリーの世界

増山実(著者)

• 販売会社／発売会社: ポプラ社
• 発売年月日: 2021/04/13
• JAN: 9784591170069

商品レビュー

2025/11/10

ゆったりとほんわかしたところと切なくて悲しいところが同居しているような作品でした。
本当に「河原町のジュリー」というホームレスは存在していたらしい。
昔、京都がどんな街だったのかも知ることができる。

三条河原町交番勤務の木戸浩介さんの目線を中心に、河原町のジュリーの正体が少しだけわかる。

2025/08/24

ジュリーと呼ばれるホームレス(浮浪者)。
彼が街にいる風景と、彼の過去。
70年代の京都の描写もよかった。
増山実、読むの2冊目だけど、派手な話ではないけど、市井の人の営みへの眼差しとその距離感がいいな。作為的でないところ。

2025/08/04

面白かった〜♪
河原町のジュリー（実在のホームレス）を知らなかったのが悔やまれます｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
当時の京都を良く知る人には懐かしくそしてジュリーの姿が蘇るんじゃないかな…
色々な伝説があるジュリーを当時交番勤務していた警察官の話で進んでいきます。
その頃の世相や流行がこれでもかと出てきて本当に懐かしい…

あとがきにあるように想像の翼を広げてジュリーの最期までが書かれてます。
死後いくつかわかった事もあるらしく享年も判明してました。

当時京都に在住していた方、河原町のジュリー！
懐かしい！！
って方はぜひ読んでください〜♪

ウルさんは出会ってたのかな(〃ω〃)

横浜のメリーさんの本も読んでみたいな……