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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2021/04/13 |
JAN | 9784591170021 |
- 書籍
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蝶の眠る場所
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蝶の眠る場所
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商品レビュー
3.6
30件のお客様レビュー
死刑執行された死刑囚の事件を追うテレビ局記者の美貴。その真相の先に見えるのは冤罪。国家権力により作られていくその罪は、決して冤罪が晴れたとしても失われた時間と生活は取り戻すことは出来ない。さまざまな懺悔や後悔を呑みこみ生きていく人々もまた過去に囚われてしまっている。罪と罰は違うも...
死刑執行された死刑囚の事件を追うテレビ局記者の美貴。その真相の先に見えるのは冤罪。国家権力により作られていくその罪は、決して冤罪が晴れたとしても失われた時間と生活は取り戻すことは出来ない。さまざまな懺悔や後悔を呑みこみ生きていく人々もまた過去に囚われてしまっている。罪と罰は違うものでありながら、贖罪として受け入れることにした男性の過去は切ない。暗闇の中に潜んでいる真実は悲哀で、翻弄される子供たち健気でもあり苦しい。
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強引な部分もあるけれど、物語や登場人物の魅力がに引きつけられて一気読み。最後の最後まで面白かった。この作者のデビュー作品だと聞き、色々てんこ盛りに納得。
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「私は事件には一切関係していません。真犯人は、別にいます」 そう言い残して絞首台を登っていった男。 時はめぐり、小学生が学校の屋上から落ちて亡くなるという事故が発生する。 いじめによる自殺を疑って取材を進めていたテレビ局社会部の女性記者は、少年の母親が、冤罪が疑われる事件の加害者...
「私は事件には一切関係していません。真犯人は、別にいます」 そう言い残して絞首台を登っていった男。 時はめぐり、小学生が学校の屋上から落ちて亡くなるという事故が発生する。 いじめによる自殺を疑って取材を進めていたテレビ局社会部の女性記者は、少年の母親が、冤罪が疑われる事件の加害者として極刑になった男の娘だと知る。 果たして二つの事件と事故に関連はあるのか!? 警察権力と暗闘の果てに、女性記者がたどりついた驚愕の真実とは・・・ 上の文章は帯に書かれた惹句だが、作者が書きたかったのは何なのか。 冤罪について?死刑制度について? 母が浮気をして、それを苦にして亡くなったのは彼が3歳の時だった。 警察官となり、ある事件の被疑者の中にその浮気相手が挙げられているのを知る。 長い年月が過ぎているのにも拘わらず、彼はその被疑者を陥れようとする。 物語の最後に近くなって彼が一人の老人に言われた言葉「お前の中にもヒトラーはいる」 作者が書きたかったのは、人が持つ悪意についてだったのだろうか。
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