1,800円以上の注文で送料無料

西部邁 「非行保守」の思想家
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

西部邁 「非行保守」の思想家

渡辺望【著】

追加する に追加する

西部邁 「非行保守」の思想家

2,640

獲得ポイント24P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 論創社
発売年月日 2021/04/11
JAN 9784846016142

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/03/23

途中ではとても違和感があった。西部邁が、「移民国家(移民共同体)」として出身地である北海道とアメリカを等値させることに対し、縄文の昔まで遡り、北海道には倭人が住んでいた、アイヌ人は11世紀にオホーツクから渡来したのだから北海道はアイヌ人のものだという西部は間違っていると、といわれ...

途中ではとても違和感があった。西部邁が、「移民国家(移民共同体)」として出身地である北海道とアメリカを等値させることに対し、縄文の昔まで遡り、北海道には倭人が住んでいた、アイヌ人は11世紀にオホーツクから渡来したのだから北海道はアイヌ人のものだという西部は間違っていると、といわれてしまうと、なんだかなあ、こんなことで西部に反論した気になっているのか、と残念に思ってしまった。縄文時代に北海道に住んでいた倭人と、明治時代に北海道に移民として入植した日本人の間には何ら連続性がない。明治の入植者がどう感じるかが大事で、縄文時代を持ち出しても何の意味もないだろう、と思うのである。 またm自死やニヒリズムに関する考察も、たいした根拠のない推論を積み重ねて、結論らしきものを導こうとするのは、違和感しかなかった。 にもかかわらず、最終的な結論部分は強く共感してしまう閉め方だった。他にも共感ポイントは多々ある。 結局、西部邁という人の複雑さ、多様な顔をもつ思想が、彼に対するさまざまな味方を生むのだろう。だから、本書の著者の見方も否定はできない。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

最近チェックした商品