商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新泉社 |
発売年月日 | 2021/04/06 |
JAN | 9784787721211 |
- 書籍
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きみは知らない
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きみは知らない
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商品レビュー
4.1
11件のお客様レビュー
11歳の少女ユジの失踪をきっかけに、次第に明るみになっていく家族それぞれの秘密。 私にとっての初の韓国文学作品。 普遍の家族の問題、在韓華僑のこと、本当にいろいろと心に突き刺さり、深く残る作品でした。 私たちは本当にひとりひとりの存在なんだと。 「あなたは私を知らない、だれも私...
11歳の少女ユジの失踪をきっかけに、次第に明るみになっていく家族それぞれの秘密。 私にとっての初の韓国文学作品。 普遍の家族の問題、在韓華僑のこと、本当にいろいろと心に突き刺さり、深く残る作品でした。 私たちは本当にひとりひとりの存在なんだと。 「あなたは私を知らない、だれも私を知らない—。」 ちょうど現実に家族それぞれ困難な試練に直面していてどうすることもできない私。 私は彼らの心も思いも何をしているかも見えない部分ばかりで本当に知らないんだな‥と響きまくっています。 韓国、台湾、中国が舞台になっていて、民族のアイデンティティ、居場所などについても考えさせられました。
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家族の話だけれど個人個人のことを描いていて、読者にしか彼等の気持ちは知ることはできない構造が家族の孤独や秘密、分かり合えない関係やストーリーを浮き上がらせていて良かった。「家族」というギリギリ保たれていた関係性が、ひとつの事件をきっかけに崩れていく様に冷んやりとした怖さがあった。...
家族の話だけれど個人個人のことを描いていて、読者にしか彼等の気持ちは知ることはできない構造が家族の孤独や秘密、分かり合えない関係やストーリーを浮き上がらせていて良かった。「家族」というギリギリ保たれていた関係性が、ひとつの事件をきっかけに崩れていく様に冷んやりとした怖さがあった。 この家族程ではないにしろ、どの家族も自分の家族でさえお互いの全てを知っている訳ではないし掘り下げたら意外に怖いだろうなという仄暗さを感じさせる話だった。
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バラバラの家族、それぞれの感情の機微にリアリティがある。なるようにしかならなそうな、そして多くを語らない結末もわりと好き。延吉に縁があるものとしては苦笑した。
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