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続 ぼくとチョビの体のちがい 第2版 楽しい解剖学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学窓社 |
発売年月日 | 2021/02/25 |
JAN | 9784873627786 |
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続 ぼくとチョビの体のちがい 第2版
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続 ぼくとチョビの体のちがい 第2版
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ぼくとチョビの体のちがいの続編。 もう少し細かく各臓器を見ていく。 各章は、「呼吸器」「循環器系」「泌尿器」「神経」「内分泌」「細胞」「発生」となっている。 二足歩行vs四足歩行はヒトとイヌの大きな違いだが、他にも違いはある。1つはヒトでは脳と目が発達しており、イヌでは嗅覚が優...
ぼくとチョビの体のちがいの続編。 もう少し細かく各臓器を見ていく。 各章は、「呼吸器」「循環器系」「泌尿器」「神経」「内分泌」「細胞」「発生」となっている。 二足歩行vs四足歩行はヒトとイヌの大きな違いだが、他にも違いはある。1つはヒトでは脳と目が発達しており、イヌでは嗅覚が優れていること。 ヒトは直立歩行することを選び、イヌは狩りに特化して発達した。 イヌにとっては、獲物を捕らえるためにも、匂いを嗅ぎ分けることが非常に重要である。そのため、鼻腔の中の鼻甲介には襞があり、表面積が大きいため、より多くの匂いを捉えられるようになっている。 ヒトは直立歩行にあたって、鼻の位置が地面から遠くなった。それもあり、匂いを嗅ぐことにそれほどの意味がなくなった。その分、脳を大きくし、また遠くまで見通せるように目の機能をよくする方がよかったわけである。 イヌといえば安産のシンボル。戌の日にさらしの腹帯を巻くと安産になるという習慣があるが、これは、イヌの安産にあやかろうというもの。 ではなぜイヌは安産なのか。このあたりが最終章の「発生」で語られる。この章、なかなか難しいのだが。 ヒトとイヌの発生では、ヒトの発生の方が格段に詳しく研究されている。したがって、この章でもヒトの発生を中心に解説され、イヌに関してはヒトと大きく違う部分が中心になっている。 どちらも哺乳類であり、受精卵が子宮で着床し、母体から栄養分をもらってある程度まで大きくなったところで出産という流れは同じである。 但し、ヒトの胎児が子宮内に深く侵入して胎盤を作る壁内着床であるのに対して、イヌでは表面着床である。表紙絵の左側中央にあるように、胎盤は、尿膜絨毛膜の上から、胎子を包み込むベルトのように形成され、帯状胎盤と呼ばれる。 ヒトでは胎児が1つであることが多いが、イヌの場合は数頭である。にもかかわらずイヌのお産が得てして軽いのは(頭の形状のせいもあると思うが)、表面着床のためである。 本書の美点は、ヒトとイヌとを対比することで、それぞれの機能がわかりやすくなっていること、また、イヌよりもヒトが優れていると決めつけず、「それぞれ目的に合うようにできているのだな、ここはイヌがすごくて、ここはヒトがよくできている」とわかりやすいことである。
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