商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 潮出版社 |
発売年月日 | 2021/03/05 |
JAN | 9784267022845 |
- 書籍
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小さな神たちの祭り
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小さな神たちの祭り
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商品レビュー
3.7
13件のお客様レビュー
生きている者が死者の世界に行くという展開は意外だった。逆の話はあるけど、この展開は新鮮だ。 向こうで元気に笑い、地元の言葉でおしゃべりし、お祭りに夢中になる姿を見ることができたら、生き残った者はどんなに救われるだろう。 この本やドラマを観て、少しでも後悔や生きていることへの罪...
生きている者が死者の世界に行くという展開は意外だった。逆の話はあるけど、この展開は新鮮だ。 向こうで元気に笑い、地元の言葉でおしゃべりし、お祭りに夢中になる姿を見ることができたら、生き残った者はどんなに救われるだろう。 この本やドラマを観て、少しでも後悔や生きていることへの罪悪感が小さくなる方がいるといいな。 どうしても被災地から離れた場所に住み、家族を喪っていない私は、3月が過ぎると震災を意識しなくなってしまう。 せめて毎年3月には被災地や被災者、防災について考えていきたいと思う。 この本は脚本ありきだからか、時間があっという間に進み、もう少し主人公の葛藤や怒りや悲しみを掘り下げて書いて欲しかった。
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テレビドラマの脚本だったとは、知らなかった。 ドラマも見たことはない。 東日本大震災から、今年で13年。 未だに行方不明者もいるし、仮設住宅住まいの方、避難されている方、たくさんいると思う。 そして、生き残った方にとっても、心の傷は一生癒されることはないだろう。 今年の能登半...
テレビドラマの脚本だったとは、知らなかった。 ドラマも見たことはない。 東日本大震災から、今年で13年。 未だに行方不明者もいるし、仮設住宅住まいの方、避難されている方、たくさんいると思う。 そして、生き残った方にとっても、心の傷は一生癒されることはないだろう。 今年の能登半島地震でも、突然、家族を失ってしまった方がたくさんいる。 家族の中で、ただ一人生き残ってしまった晃の心情は本当につらい。 イチゴとカレーを封印して、自分は幸せになってはいけないと、そう思うのも、理解できる。 途中からファンタジー感が強かったが、 明るく表現することで、 生き残った人に、強いエールがあったと思う。 生かされた命を無駄にせず、幸せになること、 それが、何よりの供養である、とひしひしと伝わる。 子供達の神輿、ワッショイ、ワッショイがいつまでも聞こえてきそう。 立ち直れていない被災者のところに、 こんなタクシーが来てくれたら、いいのに。 人はいつかは、死に至る。 いつ、どこで、死を迎えるかは、誰もわからない。 今日一日を大切に生きよう。
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どこか他人事に思ってしまっていた震災。 どれだけの人がこの主人公と同じような思いをしていたんだろうと思うと、いたたまれなくなった。 今ある幸せを大切にしようと思う
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