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俺と師匠とブルーボーイとストリッパー
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俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

桜木紫乃(著者)

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俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2021/02/26
JAN 9784041111123

俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

¥1,760

商品レビュー

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2026/02/25

身寄りも友達もいない場末のキャバレー「パラダイス」で働く二十歳の章介と、ひと月だけタレントとして演目を披露するマジシャンとブルーボーイとストリッパー。 四人での同居生活は、チグハグながらもかけがえのない日々だった。 心細さや諦念を抱えながら、その身一つで人は生きているのだと気付か...

身寄りも友達もいない場末のキャバレー「パラダイス」で働く二十歳の章介と、ひと月だけタレントとして演目を披露するマジシャンとブルーボーイとストリッパー。 四人での同居生活は、チグハグながらもかけがえのない日々だった。 心細さや諦念を抱えながら、その身一つで人は生きているのだと気付かされる。 物悲しい、寂しいと思っていたものは、反対を向けばしがらみのない人間の強さにも見えてくる。 たったひと月の同居生活の余韻はいつまでも続いた。 ストーブの天板で各々転がしながら温める菓子パン。丼もなく、鍋ごと4人でつついたインスタントラーメン。凍った水道。 気付けばほとんどの時間を彼らタレント達と一緒に過ごし、感じたことのない穏やかな日々を送る章介にとって、三人は初めて心を許した存在だったのだと思う。 家族から離れきっていた感情も、決して真心を傾けてこなかった女性たちへの想いもすべて、彼らが章介の気持ちにケリをつけさせてくれた。 心の奥に居座る後悔の念。 ふとした瞬間に思い出される後ろめたさ。 そういったものに対峙するだけのエネルギーをくれた彼らの存在の大きさを思った。 人は他人には見せないだけで、多分ギリギリの場所に立って自分の居場所を掴んでいる。 その心を無意識にでも救ってくれた存在は、若い章介のこれからの人生の灯となる。 これから歩んでいく未来は、匂いも温度も柔らかさも出会うものすべてが今までとは違うだろう。 今まで我慢できたことが辛くなること。 どうでもいいと思っていたことに思いを巡らせること。 人の温かさを知ったことで手にした感情や記憶は、彼らと出会ったことで自分だけのものでなくなった。 だからこそ別れは切なく、ラストのシーンに胸を打たれる。 寂しさを孕みながらも、心地よく胸に迫る文章に包まれていく長編小説。

Posted by ブクログ

2025/09/27

北海道釧路のキャバレーで働く章介。そこにステージの演者として世界的有名マジシャンの師匠、シャンソン界の大御所シャネル、今世紀最大級の踊り子ひとみがやってきた。章介と3人の不思議な同居暮らしが始まる。 特に取り止めもない話なのだけど、色々な感情の混ざり合いを描いた物語になっている。...

北海道釧路のキャバレーで働く章介。そこにステージの演者として世界的有名マジシャンの師匠、シャンソン界の大御所シャネル、今世紀最大級の踊り子ひとみがやってきた。章介と3人の不思議な同居暮らしが始まる。 特に取り止めもない話なのだけど、色々な感情の混ざり合いを描いた物語になっている。しんみりしたり、温かい気持ちになったり色々だが飽きずに読める一冊だった。

Posted by ブクログ

2025/05/09

夜の店で働いて、同じ下宿に帰って、また次の日出勤して働く4人の会話・ステージを中心に進んでいく。時々店外・下宿外での時間も描かれるがいずれも淡々としている。 ともすればお涙頂戴的な過去の話が明らかにされそうな雰囲気があるがそれもない。それでも読ませる文章の力がすごい。

Posted by ブクログ