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サラ金の歴史 消費者金融と日本社会 中公新書2634
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2021/02/24 |
| JAN | 9784121026347 |
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サラ金の歴史
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サラ金の歴史
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商品レビュー
4.3
65件のお客様レビュー
「サラ金」と聞くととても悪いものであるような印象を持つ。が、これはここ数十年くらいで作り上げられてきたイメージであり、あくまで個人の金貸が発端となり、その延長線上で成立してきたビジネスであることを初めて知った。 現行の利息制限法の利率上限は15-20%であるが、過去は100%を...
「サラ金」と聞くととても悪いものであるような印象を持つ。が、これはここ数十年くらいで作り上げられてきたイメージであり、あくまで個人の金貸が発端となり、その延長線上で成立してきたビジネスであることを初めて知った。 現行の利息制限法の利率上限は15-20%であるが、過去は100%を超える暴利であり、現行でさえ高利率であるのに、昔の利率で何故成り立っていたのかが疑問である。 かなりの規制が入ったこともあり、サラ金は徐々に危険であるという認知が広がってきたが、昨今の「リボ払い」には昔のサラ金と同じ匂いを感じる。 タバコのパッケージに身体への危険性の文言の記載を強いる一方で、なぜリボ払いのCM・広告はあんなにもクリーンな打ち出しをしているのか。 サラ金と同じ轍を踏んで、人生を投げ出してしまう人が増えないことを望む。
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【内容】 サラ金の前史から誕生、発展と衰退、最終的に銀行金融制度に吸収されるに至るまでの歴史を詳細に分析した一冊。被害者視点の否定的見解に偏らず、サラ金業者の革新的経営努力が結果として多くの人々を破滅に追いやってしまった具体的なプロセスを、業者と利用者双方の背景を踏まえて内在的に...
【内容】 サラ金の前史から誕生、発展と衰退、最終的に銀行金融制度に吸収されるに至るまでの歴史を詳細に分析した一冊。被害者視点の否定的見解に偏らず、サラ金業者の革新的経営努力が結果として多くの人々を破滅に追いやってしまった具体的なプロセスを、業者と利用者双方の背景を踏まえて内在的に説明している。近代金融制度の構造的問題を埋める形で生まれたサラ金は、信用アクセスの民主化と金融包摂の拡大という正の側面とその歪みとして多数の破滅者を生ぜしめてしまった負の側面を併せ持つ存在だった。 サラ金成立の構造的背景として、日本の近代金融制度が企業金融中心に設計されたため個人向け信用供給を制度的に担わなかったことを挙げている。戦前から戦後すぐまで、こうした金融から排除された消費者の主な金融手段は素人高利貸だった。やがてこうした素人金融を一部の者達が発展させ、団地住まいの新興核家族世帯を対象に「団地金融」を始め成功する。こうした世帯は高度経済成長下で安定した月給者かつ消費意欲が旺盛な層であり、それを効果的に狙い撃ちした金融技術の成果だった。そうした中で1960年頃から後の武富士、アコム、プロミス、アイフル、レイクといった大手消費者金融となる会社達が勃興し始める。彼らは度重なる規制や外資参入といった危機にも対応しながら独自の金融技術(情報の非対称性を克服し、可能な限り簡便に貸出対象者を見極める技術)や協力体制(信用情報、いわゆるブラックリストの共有等)を構築することで発展し、バブル崩壊後の2000年ごろにそのピークを迎える。 一方でサラ金による多重債務を苦とする被害者も増加し、1980年頃から社会問題化する。創業当初は顧客の人権尊重を理念に掲げていた各社も、競争が激化する中で貸出対象をほぼ無制限に広げた結果、非情かつ過酷な取り立てと従業員の強権的支配に手を染めていた。2006年の改正貸金業法により金利引き下げと総量規制、過払金の返還を求められたサラ金業界はその業態のみで存続することが困難となり、やがて銀行システムの内部に組み込まれていった。 本書の特色として、サラ金業者の高度な金融技術によって女性や貧困者すら金融的な包摂に成功した革新性に着目している点、及び貸す側、借りる側双方の人々の背景に焦点を当てている点が挙げられる。そして著者は最後に貸金業に対する負の感情が、特定の民族に対する誤った差別や憎悪に結びつく危険性を指摘している。そしてサラ金に対する一面的な批判から脱却し、サラ金が引き起こした問題を自分ごとと捉えるた上で、あるべき金融や経済のあり方を議論する重要性を説いている。 【感想】 サラ金は利用したことがなく全く知らない世界だったため、その事実や著者の主張全てが新鮮で興味深い内容だった。特にサラ金を一方的に悪と断罪するのではなく、それによって金融に包摂された人々がいてそれが唯一のセーフティネットとして機能していた面に着目している点は、あるべき社会設計を考える上で欠かせない重要な視点であると考える。彼らを必要としてしまう人々がおり、その需要に応えることで経済社会に貢献していた側面は否定できないし矮小化してはならない。 本書を読んで個人的に思い至ったのが当時のインフレ環境への考慮である。失われた30年が当たり前になっている我々の感覚からすると、借金は単純な自己節制の失敗に思えてしまう。しかしインフレが当たり前に起きており現金の価値がどんどん目減りする環境下では、金利を加味しても手元の資金を借りて必要なものを購入するのが合理的判断となることもまたありうると思う。にも関わらず個人金融が困難な環境下に置かれていた消費者層にとって、サラ金の存在意義は確かにあったのだろう。こういった一つの側面を例にとってみても、サラ金を一面的に批判することの難しさが垣間見える。 (2,102文字)
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サラリーマン金融がどのように普及していったのかを過去の経緯から詳しく解説してくれる一冊。 銀行やカードローンとの棲み分けがされており、比較的弱者が利用するのがサラ金であり、ATMの普及により利用者が増加し、自殺者を多く出すことで問題となり、金利の引き下げがなされ、現代に至っている...
サラリーマン金融がどのように普及していったのかを過去の経緯から詳しく解説してくれる一冊。 銀行やカードローンとの棲み分けがされており、比較的弱者が利用するのがサラ金であり、ATMの普及により利用者が増加し、自殺者を多く出すことで問題となり、金利の引き下げがなされ、現代に至っている。負の印象が強いが、経済的弱者のインフラとなっている側面もあるため、一概に悪者とみなすのは微妙に違ってくるのかもしれない。
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