![グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争 ビスマルク外交を海から捉えなおす NHK BOOKS1267](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001958/0019586170LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2021/01/26 |
JAN | 9784140912676 |
- 書籍
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グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争
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グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争
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普仏戦争といえば、陸上の戦いのイメージがある。なぜビスマルクは国際的な海洋法であるパリ宣言に注目していたのか。普仏戦争の直接のきっかけはルクセンブルク危機にある。普墺戦争を有利に進めるためにフランスの支持を得る代わりに、ルクセンブルクを譲渡するつもりでいた。しかし、ナショナリズムの高まりからビスマルクはルクセンブルクをフランスに譲渡できなくなり、武力で解決せざるをえなくなった。強力な海軍を持つフランスに対抗するには、フランスの民間船は攻撃しないかわりに自国の民間船も攻撃されないことを確認する必要があった。また、フランスが実力を伴うことなく海上封鎖していることは、他国から支持を得るカードとして使うことができた。すなわち、ビスマルクは他国の支持を得るため、海戦ではフランスに劣ることを逆手にとり、パリ宣言に触れることで他国の支持を得ようとしたのだ。早期にナポレオン3世が捕虜となり、パリが陥落したことからビスマルクのこの策略にどれほど効果があったのかは分からずじまいである。
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