商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2021/01/20 |
| JAN | 9784022517418 |
- 書籍
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何とかならない時代の幸福論
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何とかならない時代の幸福論
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商品レビュー
4.1
69件のお客様レビュー
読んでいて爽快だった。自分の考えを言うことを躊躇してしまうのは、性格や度胸がないのではなく、教育や日本的正しさの影響の賜物だったのだなと。 一種の捏造めいた社会構造の中で、果たして今後日本人は思考し模索する人種となれるのか。 それから、Twitterの存在意義ってなんだろう、と。...
読んでいて爽快だった。自分の考えを言うことを躊躇してしまうのは、性格や度胸がないのではなく、教育や日本的正しさの影響の賜物だったのだなと。 一種の捏造めいた社会構造の中で、果たして今後日本人は思考し模索する人種となれるのか。 それから、Twitterの存在意義ってなんだろう、と。影響力はあるが、作られた情報も少なくない。匿名で信ぴょう性もないにも関わらず、見ず知らずの者に向けられた悪意で精神を病む。とりあえず私の人生には必要ないので見ないのだけど。
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面白かった。コロナ禍真っ最中に出版されたようだが、コロナ騒動が落ち着いた今でも考えるべきテーマが提示されている。日本に足りない「考える力を養う教育」。AIが何でもやってくれる時代となり、ますます必要が高まると思うが、具体的にどのようにしたら良いのか考えさせられた。
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2020年の春と秋に、ブレイディさんと鴻上さんが、イギリスと日本の対比をしながら、「世間と社会」「シンパシーとエンパシー」を縦軸に対談した本。2026年に読んでも、とても面白く、多くの気づきがあった。時代はコロナ禍だが、初期の混乱が少し落ち着き始めた頃。菅首相の「自助、共助、公助...
2020年の春と秋に、ブレイディさんと鴻上さんが、イギリスと日本の対比をしながら、「世間と社会」「シンパシーとエンパシー」を縦軸に対談した本。2026年に読んでも、とても面白く、多くの気づきがあった。時代はコロナ禍だが、初期の混乱が少し落ち着き始めた頃。菅首相の「自助、共助、公助」と、自助しかなかった昔のサッチャーと、それを皮肉くるジョンソン首相や、英国と日本の教育、国会討論でのエンタメ性の有無などを、「世間と社会」というモノサシで読者に提示している。タイトルの「何とかならない時代の幸福論」は、本文中にはハッキリと示されてはいないのだが、読み終えて本を閉じると、なるほど、私の中にしっかり残っていることがわかる。さすが演劇の演出家だ。 不透明な時代の幸福論は、「自分で考える」ことと「他人の靴を履いてみるアビリティ(エンパシー)を磨く」ことで手に入れられるんだよ、と言っていたと思う。そのために、大人は子供に仕掛けよう、旅をさせよう。同調圧力を極力減らそう。くだらいルールを見直し、自分で考えさせよう。 日本は、社会がなく、世間がある。世間認定されれば生きやすいが、されないと地獄。同調圧力、sameness、無意味な校則、人情と絆。この前読んだ「庭の話」の共同体批判ともつながった。だからイノベーションも無い。自分で考えない方向にいく。それは権力者にとって都合のいい状態。ほんと、2026年の今を予言してる。法のルールと言う「社会」が軽んじられ、「世間」の同調圧力に従順に従う、今を。(たぶん、2020年の筆者たちには想像できないくらい、ヤバさは加速してると思います) 個人的に印象に残ったのは、コミュニケーションについての定義。誰とでも友達になれるとか、わりと簡単に人間関係が築けるとか、そのように定義されるのは「社会がなく、世間が優位」な日本独特のもの。多様性の高い世界では、「物事が揉めたときに何とかできる力」として定義され、そのアビリティが高い人がコミュ力のある人。これ、ストンと腑に落ちた。だよね。人脈ネットワークを自慢する「自称コミュ力高い人」は、本当につまらないし、物事の解決力も持ち合わせていないことが多い。 SNSにも言及。とくにXは「自分と似た世間を強化する」システムだから、社会性も身に付かず、コミュニケーション力も上がらない。日本では「社会」は信用されてない。安倍政権で言われた道徳教育とシチズンシップ教育が混同され、「世間」というご都合主義の枠組みで古い価値観を強要していく。同調圧力、事勿れ主義は、考える力をそぎ、カウンターも生まれにくくなる。◯◯一強。息苦しくて発展性のない体制。まさに今だ。 演劇教育(ロールプレイ)の重要性に、少し希望を見た。分断の時代こそ、エンパシーがマジ大事だと思う。即効薬はない。教育に踏ん張ってほしい。とにかく、旅をしよう、させよう。スマホを置いて、違う価値観と触れ合おう。世界は広い。 まとめれば「みんなで幸せになろう、という人の方が、自分の人生の幸福度も高くなる」ということ。そういうことだね。
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