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雪の階(下) 中公文庫
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雪の階(下) 中公文庫

奥泉光(著者)

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雪の階(下) 中公文庫

946円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2020/12/23
JAN 9784122070004

雪の階(下)

¥946

商品レビュー

3.4

14件のお客様レビュー

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2026/07/30

親友の心中事件をきっかけに、華族の娘が時代の奥へ踏み込んでいく物語です。 昭和初期の空気の重さと、整っていた世界が静かに崩れていく感覚を抱えながら読み進めました。 気高さと危うさを併せ持つ惟佐子の視点に引っぱられる一方で、登場人物や思想の層が厚く、正直ついていくのに体力を使う場面...

親友の心中事件をきっかけに、華族の娘が時代の奥へ踏み込んでいく物語です。 昭和初期の空気の重さと、整っていた世界が静かに崩れていく感覚を抱えながら読み進めました。 気高さと危うさを併せ持つ惟佐子の視点に引っぱられる一方で、登場人物や思想の層が厚く、正直ついていくのに体力を使う場面もあります。 展開も親切とは言えず、どこか掴みきれないまま進む感覚に戸惑う瞬間もありました。 それでも、親友の死を追っていたはずが、いつの間にか時代そのものの歪みに触れていく流れは強く印象に残ります。 読み終えたあと、真実に近づくほど足元が冷えていくような感覚だけが残りました。

Posted by ブクログ

2025/04/16

よくこんなかけるなぁって思うくらい緻密にことがえがかれている。 戦争の始まる前の不穏な空気。少し癖になった。

Posted by ブクログ

2023/01/09

上巻に引き続いて、一気読み。 体に障るというのに…。 千代子と蔵原による調査は進展する。 寿子のはがきに押されていた消印は仙台、けれど死体が見つかったのは青木ヶ原。 時刻表と路線をめぐるミステリーの様相を帯びる。 『点と線』かいな。 寿子の死に関わりそうな人物が鹿沼の紅玉院の...

上巻に引き続いて、一気読み。 体に障るというのに…。 千代子と蔵原による調査は進展する。 寿子のはがきに押されていた消印は仙台、けれど死体が見つかったのは青木ヶ原。 時刻表と路線をめぐるミステリーの様相を帯びる。 『点と線』かいな。 寿子の死に関わりそうな人物が鹿沼の紅玉院の庵主を信奉するという接点も浮かび上がる。 惟佐子は巻き込まれながらも、わずかなところで彼らの企図を妨害する。 そして、二・二六事件が起こり、その人物は志を遂げることなく滅ぶことになるのだが…。 「日本人は自ら滅びたがっている」という「彼ら」の主張は、しかしその後の歴史を考える上で、なんとも苦い味わいをもってよみがえってくる。 どう考えてもおかしい選択を、歴史上私たちはこれまでにもしてきてしまっているわけなので。

Posted by ブクログ

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