名探偵カッレ 危険な夏の島 リンドグレーン・コレクション

アストリッド・リンドグレーン(著者), 菱木晃子(訳者), 平澤朋子(絵)

• 販売会社／発売会社: 岩波書店
• 発売年月日: 2020/12/19
• JAN: 9784001157390

商品レビュー

2023/06/25

地主館の殺人事件から一年あまり。今年もまた楽しい夏休みがやってきた。夜中の城跡で、赤バラ軍と命がけの合戦をくりひろげたあと、カッレたちは、若い大学教授とその5歳の息子ラスムスが過ごす夏の家に怪しい男たちが忍び込むのを目撃する。誘拐犯たちの目的は何なのか……⁉ 白バラ軍3人が夏の島で大冒険！ 堂々のシリーズ最終作。

2023/01/09

あー面白かった！
今回、カッレたちが挑むのは誘拐事件。
たまたま見かけてしまった人さらいの瞬間に、白バラの3人はどう立ち向かうのか？

3作目は割と冒険色が強めで、ハラハラドキドキしながら読みました。誘拐されてしまう少年、ラスムスも可愛らしい。

名探偵カッレ三部作、ぜひ子供たちにたくさん読んでもらいたい。

2022/06/15

面白かった！最終巻にふさわしく緊迫感のある展開が続く。
５歳の男の子の口の軽さにはびっくりだけど、よく母親や父親から離れて、ほぼ初対面の子供や大人に強気で話せるなあと、その強さにも驚き。
リンドグレーンの幼児のおててのやわらかさや、暴れた時の思いのほか強いちからの描写がすごい。伝わりすぎて心に迫るものがあった。
挿絵も素敵やし、新装版の価値は高いと思う。ラスト、人攫いという犯罪者にも関わらず、ニッケに少しウルっと来てしまった。犯罪は憎むけど、ニッケの優しさもまたそこにあるんよなぁ。児童書は深いわ。