商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2020/12/18 |
JAN | 9784000614436 |
- 書籍
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服のはなし 着たり,縫ったり,考えたり
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服のはなし 着たり,縫ったり,考えたり
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商品レビュー
3.9
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‣ 手を動かすことで、自分をなぐさめられる。ミシンを踏み、編み棒を動かすと、日々の面倒なことを忘れて、いつしか、すがすがしい気持ちになっている ‣ 体調を崩したとき家でつくったおじやが体にすっと入るように、手づくり服は自分をリセットするのにちょうどいいはずだ ‣ どうやら人が見るのは、きれいに縫えているかどうかではなく、服を着たわたしそのもののようだ。コンクールに出すのではないのだし、わたし自身が楽しいと思える服をつくればいい ‣ すてきな布を見つけたらうれしくなるし、裁断したパーツが縫うごとに一着の服になっていくのは気持ちがいい。思いがけずユニークな形になって吹き出すこともある。そんな気持ちが服にまざって、見た人も楽しくなっているのかもしれない ‣ 縫う。繕う。編む。誰もが自然にできる技術になれば、暮らしのなかであらたな喜びがきっと増える ‣ 大切なのは、着る人に寄り添い、その人のふだん着になじむ服をつくること。楽しく着てもらえたら、それでいい ‣ 暮らしのなかには、無数のドレスコードが張り巡らされている。でも、ひるまず、ときにはしたたかに操り、くぐり抜けたい。それが、わたしであるために装う第一歩 ‣ 節分おばけ☆仮装百鬼夜行もハロウィーンも、たんなるコスプレではなかった。ふだんは手に取らない衣装を着ることで、生きづらい日常から自分を切り離す。服にはそんな役割もあったのだ ‣ 服が服になるまでのことを思いながら、できるかぎり一着一着を大切に着たい。日々食べているものがわたしの体をつくるように、毎日着る服がわたしをかたどり、心をはぐくむのだから ‣ これだけははっきりしている。わたしもただ在る服を目指してつくりたい ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ただ一人、感性に従って、黙々と作業することの気持ちの良さ。 私はものづくりが好きなのでよくわかります。 でも時々、仕事ではないのに効率とか評価を気にしてしまうことがあり、 そんな自分を嫌になることがありました。 この本は、日常の中にあるものづくりを、もっと自由に楽しめばいい! ということを教えてくれたように思います
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独学で母親に作った服を出した行司さんの、服に対する思いや考え。ファストファッションが普通になっている昨今、その人のことを考えて作るオリジナルの尊さ。対価だけではないものを考えるようにしたいと思った。
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洋裁をはじめたので、興味が湧いて図書館でさらっと読み。 家庭料理みたいに家庭裁縫があっても良い。確かに! 著者がお母さんに作ったお洋服の素敵なことといったら❤️ ファストファッションについてとか、心の状態とか、時代背景とか、幅広く掘り下げていて、読み応えがあった。 著者の感性や洞...
洋裁をはじめたので、興味が湧いて図書館でさらっと読み。 家庭料理みたいに家庭裁縫があっても良い。確かに! 著者がお母さんに作ったお洋服の素敵なことといったら❤️ ファストファッションについてとか、心の状態とか、時代背景とか、幅広く掘り下げていて、読み応えがあった。 著者の感性や洞察になるほどとうなずく。 ヘタクソな自己流だけど、お洋服づくり、楽しんでいこう。
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