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狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選 新潮文庫
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狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選 新潮文庫

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(著者), 南條竹則(訳者)

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狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選 新潮文庫

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2020/11/30
JAN 9784102401422

狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選

¥880

商品レビュー

3.5

25件のお客様レビュー

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2025/12/20

TRPGはやったことないけど、クトゥルー(クトゥルフ)神話には興味があったので、初めてラヴクラフト作品に手を出した。 物語に登場する未知なる物の姿形は詳細に描写されるものの、頭の中で全体像がうまく思い描けない。これがつまり「名状しがたい」ということなのだろうが、このことが得体の知...

TRPGはやったことないけど、クトゥルー(クトゥルフ)神話には興味があったので、初めてラヴクラフト作品に手を出した。 物語に登場する未知なる物の姿形は詳細に描写されるものの、頭の中で全体像がうまく思い描けない。これがつまり「名状しがたい」ということなのだろうが、このことが得体の知れない物への恐怖感を煽る。 かつて宇宙からやってきた、人類よりも高度な文明を持つ存在。そして彼らが築いた古代都市。恐るべき書物『ネクロノミコン』。こういった世界観は確かに魅力的だし、もっとクトゥルー神話体系について知りたいと思うのはとてもよくわかる。 ただ、「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリー・マガジン」のタイトルロゴがチラつくんだよな…

Posted by ブクログ

2025/08/13

「狂気の山脈にて」読みました。 クトゥルー神話という、作られた神話の原点となる、 作家ラブクラフト氏による短編の傑作選です。 「ランドルフ・カーターの陳述」 「ピックマンのモデル」 「エーリッヒ・ツァンの音楽」 「猟犬」 「ダゴン」 「祝祭」 「狂気の山脈にて」...

「狂気の山脈にて」読みました。 クトゥルー神話という、作られた神話の原点となる、 作家ラブクラフト氏による短編の傑作選です。 「ランドルフ・カーターの陳述」 「ピックマンのモデル」 「エーリッヒ・ツァンの音楽」 「猟犬」 「ダゴン」 「祝祭」 「狂気の山脈にて」 「時間からの影」 の8作品、収録されておりまして、 表題作でもある「狂気の山脈にて」は、南極探検に行った先で、 人類を遥かに凌駕する文明を誇った”最先(いやさき)のもの”が、どのような 文明を作り、そして、滅んでいったのか。その架空の文明を描いた作品でした。 それ以外の作品も、人類が我が物顔で繫栄している、その目に入らない部分・・・ それは古い地下室や、屋根裏部屋の窓の外、外洋のどこか。 そういった部分に、人知を超えた怪物が潜んでいる・・・というようなホラー作品でした。 一番、好きな作品は、最後の「時間からの影」でした。 ”偉大なる種族”による、精神の入れ替えを経験した男が、その時の経験を夢に思い出し、 西オーストラリアの遺跡の発掘に参加する話で、前作の「狂気の山脈にて」を踏まえつつ、 描かれた人類の短い歴史の外側を大きなスケールで描いたスペクタクルで、 「狂気の山脈にて」よりも、読みやすい筆致で描かれていました。 ラブクラフトが癌で死去する少し前に書いた作品とのことで、 物語の構成としても、比較的読みやすく書かれていました。 さて。 現在のゲームやアニメの常識として、たとえば、ファンタジーの世界観 ・・・例えば、剣や魔法の世界がありますね。それと同じように、さまざまなところで、 作家たちに引用され、登場することで、次第に、人工の神話という体系を作り上げてきた クトゥルー神話ですが、物語を書くものとして、履修しておこうと思ったわけです。 簡単に言うと、とにかく読みづらい本でした!! 世界観は、素晴らしいし、言葉の選び方も訳も含めて、語彙が豊富で素晴らしいのですが、 悪い意味で話が進まないのと、何を言っているのか分からなくなりがちなのと、 登場人物が何をしているのか分からなくなりがちな本でした。 短いとそこまで気にならないのですが、長編作品だと相性が悪いのです。 文章が、基本、否定形で書かれていて、 「よく分からない、ということはほとんどなかった。それどころか、名状しがたい面白さが分かりやすく伝わってくるのだった」みたいな、いや、面白いって言ってくれよ! みたいな表現は、なかなか慣れずに大変でした。 そういった意味でも、最後の「時間からの影」は、そのあたりの表現も成熟したものであり、その独特の世界を十分に楽しめました。 まあ、あーだこーだ書きましたが、なかなか苦心して読んだ本作の世界観は十分に楽しめました。 おわり。

Posted by ブクログ

2025/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ランドルフ・カーターの陳述」~「祝祭」までの短編6編はともかく、本書の3/4を占める「狂気の山脈から」「時間からの影」の中編2編が共に長く、読了まで時間がかかってしまった。超古代の文明の遺構の描写はとにかく壮大で想像を絶する……ことはわかるんだが、如何せん描写が冗長過ぎて逆にイメージが追い付いていかず、かえって怖さを削がれてしまったというか……。 固定観念―これまで無批判に信じていた常識や世界観がひっくり返されるということは即ち、自身の存在すら信じられなくなるということでもあり、それが途轍もなく“怖ろしい”とはわかるんだけれども。 とはいえ、現代より遥かにキリスト教的倫理観の根強い当時に「人類の出現以前に別の存在による文明が存在した」「人類もその存在によって創り出されたもの」という内容は斬新なものだったのだろう、と。

Posted by ブクログ