1,800円以上の注文で送料無料

エデュケーション 大学は私の人生を変えた
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

エデュケーション 大学は私の人生を変えた

タラ・ウェストーバー(著者), 村井理子(訳者)

追加する に追加する

エデュケーション 大学は私の人生を変えた

2,420

獲得ポイント22P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2020/11/17
JAN 9784152099464

エデュケーション

¥2,420

商品レビュー

4.2

34件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/01/05

この話が現代で起こったこととはとてもびっくりした。学校にも病院にも行かせてもらえない環境で、ようやく困難を乗り越え大学に行き、普通の人が知っていることをそこで初めて知り、今までの価値観が壊されていく過程はとても衝撃的だった。教育を受けることで自分の家族の考えはおかしいと気づくこと...

この話が現代で起こったこととはとてもびっくりした。学校にも病院にも行かせてもらえない環境で、ようやく困難を乗り越え大学に行き、普通の人が知っていることをそこで初めて知り、今までの価値観が壊されていく過程はとても衝撃的だった。教育を受けることで自分の家族の考えはおかしいと気づくことができた時、同時に家族を失うことにもなるというのはつらかっただろうだと思った。誰にとってもそれぞれが育った環境でそれぞれの価値観が育まれていくのは、程度は違うものの必ず存在するということは、現代の世界や日本でも、常に受け止めないといけないことだと思った。その違いを寛容に受け入れる姿勢と、それを受け入れられるような包容力をつけるために勉強したり本を読んだり人と話したり、いろんな経験をすることが大切だと思った。

Posted by ブクログ

2023/01/08

日本語のタイトル、『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』を見たときは、大学教育について書かれた本だと思いましたが、全く違いました。 裏表紙の『Educated A Memoir』が、本当の内容だと思います。 また、モルモン教についての本、というのも違う気がします。 もち...

日本語のタイトル、『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』を見たときは、大学教育について書かれた本だと思いましたが、全く違いました。 裏表紙の『Educated A Memoir』が、本当の内容だと思います。 また、モルモン教についての本、というのも違う気がします。 もちろん筆者のご家族は敬虔なモルモン教徒であるようですが、「双極性障害」「統合失調症」の父親という問題の方が大きいように思います。 本当に、読むのが辛く、飛ばしたり想像を止めたりする場面が多く、また背景知識のない日本人にとって読みやすいものでもないのに読み続けられたのは、筆者が「救われる」ことを願ってのことだったように思います。 私は単純に、そんな家族(両親)なら、さっさと縁を切ってしまえばいい、と思ってしまうのですが、「タラは現在でも、両親、そして家族への愛情を捨ててはいない。」とあとがきで訳者の村井さんが書かれています。 7人の子どもたちのうち、博士号をとった3人は独立し、高校卒業資格も持たない4人は経済的に両親に依存しているという事実。 誰かを服従させたいなら教育を受けさせないこと、とも言えるでしょう。 それでも人はそれぞれ自分で考え、行動するべきだと思います。 アイザイア・バーリンの自由の二つの概念、「消極的自由」と「積極的自由」が興味深い。 いろいろなことを考えさせられた一冊でした。 時間をかけてでも、原語で読みたい。

Posted by ブクログ

2022/07/23

 いく幾つかの不思議な感動をした。 ひとつは異常な家族環境の様子。ふたつめは彼女の才能。三つ目がアメリカの大学の才能を発見し、育もうとする姿勢、そして四つ目がこの翻訳の素晴らしさ原作がきっとそうだったと思わせるとも(訳によって新たに輝きを増したとも)想像してしまう、素晴らしい心情...

 いく幾つかの不思議な感動をした。 ひとつは異常な家族環境の様子。ふたつめは彼女の才能。三つ目がアメリカの大学の才能を発見し、育もうとする姿勢、そして四つ目がこの翻訳の素晴らしさ原作がきっとそうだったと思わせるとも(訳によって新たに輝きを増したとも)想像してしまう、素晴らしい心情が描かれている。 ※すいません原作も読んでいないのに。 以下、著者が大人になることを実感したシーンだが、新鮮なエロスを感じた。 『私は15歳で、時間と競争を肌で感じていた。私の体は変わり始めていて、膨らみ、突き出し、伸び、肉をつけた。この変化が止まってくれと祈ったが、もはや自分の体が自分のものではなくなってしまったようだった。私の肉体は体そのものに属してしまい、この奇妙な変化は、それを私がどう思おうと、私が子どもでいることをやめたいと、他の何かになりたいと求めているかどうかもいっさい構わなかった。  何か別の感情が、私をそわそわとしせた。私は怖かった。兄たちとは違った姿に成長することはずっと理解してきたけれど、それがつまりどういう結果になるのかを考えたことは一度もなかった。頭のなかは疑問でいっぱいになった。男女の違いを理解しようとヒントを探し、いったん探しはじめると、違いばかりが見つかるのだった。』

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品