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いつかたこぶねになる日 漢詩の手帖

1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 素粒社 |
発売年月日 | 2020/11/10 |
JAN | 9784910413006 |
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いつかたこぶねになる日
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商品レビュー
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漢詩を翻訳する。 読み下すのではなく、翻訳する。 ただ1文字1文字を日本語にするのではなく、全体を通して言葉を整える。 そこには翻訳者の意思が相当に入ってくる。 それはかなり難しく、責任も伴うけれど、とっても楽しそうだとも感じる。 漢詩が生き生きと輝きだす。 翻訳しなくても輝いて...
漢詩を翻訳する。 読み下すのではなく、翻訳する。 ただ1文字1文字を日本語にするのではなく、全体を通して言葉を整える。 そこには翻訳者の意思が相当に入ってくる。 それはかなり難しく、責任も伴うけれど、とっても楽しそうだとも感じる。 漢詩が生き生きと輝きだす。 翻訳しなくても輝いているのかもしれない、ただ、それをみんながみんな感じられるわけじゃない、それを翻訳することで、もっとたくさんの人がその輝きを感じられるようになる。 著者のエッセイは、著者が感じる輝きを私たちに伝えてくれている。 もともとこの人の文章は、情景が生き生きとクリアに浮かぶような文章。 漢詩の翻訳にもそれは十分発揮されているようだ。 ただ、それには言葉をたくさん知ってなくちゃいけない気がする。 使いこなせる言葉がたくさん必要になってくる気がする。 語彙力。 著者はフランスで暮らしていることが翻訳にどう影響しているのかは分からないって言ってたけど…日本語をより明確に日本語と意識して見ることができているのではないかとも思う。
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漢詩の「手帖」とあるように、学術的ではなく、感性で漢詩を享受し語るエッセイ。 昔からあまりに詩的すぎるもの(まさしく詩)が苦手なのだが、自分があまりに正解主義的に生きてきてしまった事の表れなのかとも思う。 とっつき易く作者の日常を語る文面からその日常に即した漢詩が紹介されてい...
漢詩の「手帖」とあるように、学術的ではなく、感性で漢詩を享受し語るエッセイ。 昔からあまりに詩的すぎるもの(まさしく詩)が苦手なのだが、自分があまりに正解主義的に生きてきてしまった事の表れなのかとも思う。 とっつき易く作者の日常を語る文面からその日常に即した漢詩が紹介されている。誰もが通り過ぎていく日常の些細なワンシーンに詩を連想する人生ってどのようなものだろうと思う。 詩を読む人、知識がある人には世界が何十もの層を孕んだ奥深く美しいものに見えるのだろうと思うし、自分もそういう感性を持つ人間でありたいと思う。 自分は本を読み始めるのが遅かったから、頭でっかちにその作品の意味みたいなものを考えてしまうけど、幼い頃から日常の中に読書週間が溶け込んでいる人はどのように本を読んでいるのだろう。やはりより感覚的なのだろうか。 •写真集は、鳥そのものを観察するよりもその素顔が生々しく伝わってくる。 •一人で読むとは、孤独に浸るという「知的営為」の階段を登る事である。 •ファッションはどこに住むかで変わる。それは極めて土着的なものであって、決してインターナショナルではあり得ない。 •一つのアイテムから多彩なコーディネートを発送するのは純粋に快感でもある。 白居易、杜甫、夏目漱石まで漢詩を書いていたとは驚きだった。凄まじい教養。
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高校のとき漢詩が好きだった。読むと水墨画の世界を思い出す。読み下し文にする法則みたいなものも面白いのだけど、実際漢字の韻などウィットにとんでいるところや、漢字を選ぶセンスを感じられて好きだった。そんなさりげない作者の漢詩への愛情と日常のはなしとの自然な行き来が心地よく、たまに手に...
高校のとき漢詩が好きだった。読むと水墨画の世界を思い出す。読み下し文にする法則みたいなものも面白いのだけど、実際漢字の韻などウィットにとんでいるところや、漢字を選ぶセンスを感じられて好きだった。そんなさりげない作者の漢詩への愛情と日常のはなしとの自然な行き来が心地よく、たまに手に取りたい本。 海外にいると言葉で隔てられて自分の声だけが純粋に自分の中に響き渡る、というくだりが、自分が3か月海外にいた時の感覚と近くてすごく共感できた。
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