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賢者ナータン 光文社古典新訳文庫
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賢者ナータン 光文社古典新訳文庫

ゴットホルト・エフライム・レッシング(著者), 丘沢静也(訳者)

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賢者ナータン 光文社古典新訳文庫

1,056

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2020/11/10
JAN 9784334754341

賢者ナータン

¥1,056

商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2025/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世の中には様々な宗教が存在する。この話の中では主にイスラム教、キリスト教、ユダヤ教の三つが登場する。この物語は多様性について説いている話であった。他宗教で自分の宗教こそが本物であると争いが起こったり、相手について宗教を聞くだけで決めつけてしまう偏見のある人が物語に登場するが、元は同じ人間であるということを忘れてはいけない。ということ等を学ぶことのできる話だった。

Posted by ブクログ

2024/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドイツでは上演機会が多い詩劇とのこと。寓話っぽい話で、ユダヤ、イスラム、キリストの3つの宗教の混在に、「多様性」と「相対性(わかったつもりにならないこと)」の大切さを説く、18世紀啓蒙主義を代表する作品。3つの宗教のうち、キリスト教だけ狭量に描いてるのは意図的だろうが、宗教戦争が絶えない一番傲慢な原因であることからまあわからないでもない。現在の複雑な多様性に通ずるテーマとして、決して押し付けない、説教的でないので、ややぼんやりとした印象も否めないが、すんなり読んですとんと気持ちが落ち着ける名作で、読むだけでなく芝居とみても十分楽しい。本文庫は現代劇に見立てた実際の芝居でもきっとわかりやすく、まさに今に生きる言葉として貴重な翻訳と思う。

Posted by ブクログ

2021/11/16

舞台はエルサレム。実は会社で暇な時にイスラム教の宗派学派などを調べている。同じ宗教のはずなのに、枝分かれしながら、対立しなければならないのか不思議で。なんか戦いたい。それの理由付けとして宗教を利用しているにしか私には思えなくて。本作。ナータンの養子の娘がスルタンの前にひれ伏して言...

舞台はエルサレム。実は会社で暇な時にイスラム教の宗派学派などを調べている。同じ宗教のはずなのに、枝分かれしながら、対立しなければならないのか不思議で。なんか戦いたい。それの理由付けとして宗教を利用しているにしか私には思えなくて。本作。ナータンの養子の娘がスルタンの前にひれ伏して言う。「血のつながりがなんだというのですか。宗教などなんですか。なんとしても、私を父親の元から引き離すのをやめていただきたいのです」スカッとするわね。巡礼するとかしないとか、もー中学生の派閥みたいであの人らの考えは理解できないわ。

Posted by ブクログ