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他者を感じる社会学 差別から考える ちくまプリマー新書363
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2020/11/07 |
| JAN | 9784480683878 |
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他者を感じる社会学
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商品レビュー
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差別とは、社会から人々を徹底的に外していく行為。その根底には、日々の生活で漠然と抱いている恐怖と不安がある。他者をカテゴリー化して差別し自らの不安を解消しようとするのではなく、自身の思い込みを見つめ直して他者と繋がっていこうと努力する。それは困難なことだが、みんなで生きていくた...
差別とは、社会から人々を徹底的に外していく行為。その根底には、日々の生活で漠然と抱いている恐怖と不安がある。他者をカテゴリー化して差別し自らの不安を解消しようとするのではなく、自身の思い込みを見つめ直して他者と繋がっていこうと努力する。それは困難なことだが、みんなで生きていくために必要なこと。昭和天皇の晩年の様子を振り返りながら「天皇は『特別な存在』であることは確かだが、『貴い』存在では決してない」と語られる箇所(pp79-82)と、『映画 聲の形』を扱いつつ「人が人を傷つけてしまうとき、その傷は相手を苦しめるだけでなく、傷つける行為をした本人も、同じ傷で苦しめられます」と排除の双方向性の本質に迫っていく箇所(pp241-246)が特に読み応えがあった。
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『普通』であることとは何か? 自分が思う『普通』ではない人と出会った時に貴方はどうするか。周囲を見てそれと同じ反応をしたり未知なものへの一般的な対応で誤魔化すか。 『普通でないも』のは普段普通だと信じている者たちに恐怖心を抱かせる。その恐怖心の捌け口として排除し、なすりつけ目を...
『普通』であることとは何か? 自分が思う『普通』ではない人と出会った時に貴方はどうするか。周囲を見てそれと同じ反応をしたり未知なものへの一般的な対応で誤魔化すか。 『普通でないも』のは普段普通だと信じている者たちに恐怖心を抱かせる。その恐怖心の捌け口として排除し、なすりつけ目を背ける。 いずれの道も差別しか生まない。 『普通が何であるか』を常日頃から意識しないでいると『普通でないもの』に対して正しい対処は出来ない。 一つの国民であるということはどういうことか、多様性とどう向き合って考えていくのがとても気になった。
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差別問題を考える基本的な視点と近年の重要トピックである問題についてざっと知ることができる。「カテゴリー化」について負の側面だけでなくゴッフマンなどを引きながらカテゴリー化は人間が円滑な社会生活を送る上で必要な行為であるといった社会学らしいものの見方を提示しているのが良い。先行研究...
差別問題を考える基本的な視点と近年の重要トピックである問題についてざっと知ることができる。「カテゴリー化」について負の側面だけでなくゴッフマンなどを引きながらカテゴリー化は人間が円滑な社会生活を送る上で必要な行為であるといった社会学らしいものの見方を提示しているのが良い。先行研究、事例、メディア分析、そして著者自身の体験談などさまざまな角度から語られ、ちくまプリマーでそれだけ幅広に触れるとそれぞれは薄くならざるを得ないが、バランスの良い本だと思う。個別トピックはジェンダー・多様な性、障害、人種・民族、外見など。
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