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非色 河出文庫
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非色 河出文庫

有吉佐和子(著者)

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非色 河出文庫

990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2020/11/05
JAN 9784309417813

非色

¥990

商品レビュー

4.5

134件のお客様レビュー

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2026/02/02

めちゃくちゃおもしろかった。 人種、肌の色、階級の構造を見事に炙り出しているのだが、そのプロセスがすごい。主人公と一緒にストーリーの波に乗せられて考えさせられて、いつの間にか非色に辿り着く。 こんなにも1人の女性の人生と感情を等身大に小説として産み落とすすごさもさることながら、そ...

めちゃくちゃおもしろかった。 人種、肌の色、階級の構造を見事に炙り出しているのだが、そのプロセスがすごい。主人公と一緒にストーリーの波に乗せられて考えさせられて、いつの間にか非色に辿り着く。 こんなにも1人の女性の人生と感情を等身大に小説として産み落とすすごさもさることながら、それが現代においても全く色褪せないという、、驚嘆。 同時に差別の姿も色褪せていないのだと痛感させられる。

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2026/01/30

有吉佐和子ってストーリーテラーなんだなぁと改めて思った。 1964年に刊行された本であるが、古くささを感じることなく一気読み。 差別という難しいテーマを扱っているのだが、終始、重苦しくなることなく、読み終えた。 戦後、GHQの黒人兵と結婚して幼い子メアリイを連れて、ニューヨーク...

有吉佐和子ってストーリーテラーなんだなぁと改めて思った。 1964年に刊行された本であるが、古くささを感じることなく一気読み。 差別という難しいテーマを扱っているのだが、終始、重苦しくなることなく、読み終えた。 戦後、GHQの黒人兵と結婚して幼い子メアリイを連れて、ニューヨークに渡った笑子(えみこ)だが、待っていたのは貧民街ハアレムの半地下アパートでの生活だった。 そんな最底辺のような生活を送る黒人だが、プエルトリコ人を激しく差別する。 白人の間にも、イタリア人差別、ユダヤ人差別などがあり、戦争花嫁(ウォーブライド)として日本から渡ってきた日本人女性はアメリカに来て初めてそれに気づくのだった。 そして、アフリカの黒人はアメリカの黒人を差別し、アメリカの黒人は、アフリカの黒人を野蛮人と蔑んでいるなど、色ではない差別が何層にも重なっている(「非色」と言う言葉の由来)。 細かいことを言えば、幼少のメアリイがあまりにもヤングケアラーぶりがすぎること。 また、チュニジア人が黒人として描かれているが、チュニジア人ってアラブ人じゃないかな(黒人もいるのだろうけど)

Posted by ブクログ

2026/01/22

人種差別という重いテーマを扱いながらも、軽やかな文体で、内容も湿っぽくなりすぎないので読みやすかった。主人公の笑子の思考を通して、なぜ人は人種差別をするのか、環境によって人は作られるのか、生まれた時から差別されるべき人間だったのか、そんなことを一緒に考えていくことができた。

Posted by ブクログ