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上間陽子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2020/10/29
JAN 9784480815583

海をあげる

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商品レビュー

4.1

250件のお客様レビュー

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2024/09/12

ブクログのおすすめにあり気になったので読んでみた。 沖縄出身で沖縄に住む著者が描くエッセイ。夫が自分の友人と浮気していた話、娘の成長についての話、普天間や辺野古などの基地の話、ハンストをする青年の話、虐待や風俗で働く若い女性たちの話、彼女を風俗で働かせていたホストの話など。 ...

ブクログのおすすめにあり気になったので読んでみた。 沖縄出身で沖縄に住む著者が描くエッセイ。夫が自分の友人と浮気していた話、娘の成長についての話、普天間や辺野古などの基地の話、ハンストをする青年の話、虐待や風俗で働く若い女性たちの話、彼女を風俗で働かせていたホストの話など。 正直、話題が色々ありすぎて、何かを伝えるための事前調査の記録を読んでいるようだった。 ただ、これを読むまで、恥ずかしながら、沖縄の米軍基地問題について深く考えたことがなかったことに気付いた。ひめゆりの塔など平和について過去を悼むことはあれど、現在の沖縄で何が行われているのか知ろうとしてこなかった。寧ろ、基地ができるのが自分に関係のない場所で良かった、このままどこか遠い知らない所でなんとか上手くやってくれ、とまで思っていた。本当は沖縄はどこか知らない遠い所ではないし、そこで穏やかに生活することを奪われている人がいて、美しい海は埋め立てられている。米兵による悲惨なレイプ事件が誰かの生活のすぐそばで起きている。それらの問題を見ないふり、聞こえないふりをし、想像力が欠如していた自分の浅はかさ、幼稚さに気付かされた。基地問題をはじめ、もっと沖縄についての関心を持ち、平和のために、日本のために何をすべきなのかを今一度考え直すきっかけをもらえた。

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2024/08/19

何気なく手にとって読み始めたが、心に突き刺さるような本だった。人に言えないような家庭内での辛い生い立ちを背負って、必死に生きる若者たち。 平和を維持するため沖縄に負担を押し付けて、知らんぷりする本土の人間たち。 ところどころに挿入されている、著者の娘の風花ちゃんとのやりとりが微笑...

何気なく手にとって読み始めたが、心に突き刺さるような本だった。人に言えないような家庭内での辛い生い立ちを背負って、必死に生きる若者たち。 平和を維持するため沖縄に負担を押し付けて、知らんぷりする本土の人間たち。 ところどころに挿入されている、著者の娘の風花ちゃんとのやりとりが微笑ましい。 もっともっとこの著者の本を読んでみたい。

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2024/08/05

様々な境遇に置かれる女性たちは表に出さない苦悩を日々抱いている。世間から疎まれる弱者のはけ口が、さらに弱き存在となる子どもたちに向けてはならない。その負の連鎖は次世代へと受け継がれてしまう。社会の改善は弱者の救済であることが責務、そして私たちはその事実を看過してはならない。&qu...

様々な境遇に置かれる女性たちは表に出さない苦悩を日々抱いている。世間から疎まれる弱者のはけ口が、さらに弱き存在となる子どもたちに向けてはならない。その負の連鎖は次世代へと受け継がれてしまう。社会の改善は弱者の救済であることが責務、そして私たちはその事実を看過してはならない。"誰かがやってくれる" はマジョリティが陥りやすい他責思考なのだから。

Posted by ブクログ

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