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夜がどれほど暗くても ハルキ文庫
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夜がどれほど暗くても ハルキ文庫

中山七里(著者)

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夜がどれほど暗くても ハルキ文庫

770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2020/09/30
JAN 9784758443630

夜がどれほど暗くても

¥770

商品レビュー

3.7

42件のお客様レビュー

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2024/09/07

ミステリーに最近ハマってしまった。 主人公は大手出版社の副編集長だったが、息子がストーカー殺人容疑、そして自殺したと疑いがかかり人生が一変する。スキャンダルを追う立場から追われる立場になる。その中で仕事、生活を見つめ直す姿は「炎上ではない俺」の主人公でも見た。自分の正義は他人にと...

ミステリーに最近ハマってしまった。 主人公は大手出版社の副編集長だったが、息子がストーカー殺人容疑、そして自殺したと疑いがかかり人生が一変する。スキャンダルを追う立場から追われる立場になる。その中で仕事、生活を見つめ直す姿は「炎上ではない俺」の主人公でも見た。自分の正義は他人にとっては正義ではないことを感じさせれてくれる。 加害者の親と被害者の娘が次第に距離を縮めていく展開は綺麗事な展開か?とも思ったが、両者の心の有り様を細かく描写されていて圧巻。 回収が怒涛で、めちゃくちゃすっきりというわけではないが、息子が亡くなったことには変わりはない。悲しいが、家出した妻ともやり直せるだろうし、諦めない姿勢がかっこいい。

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2024/08/08

さすがに中山作品だけあって、読者をひっぱる力、ページを閉じさせない力は強い。主人公(加害者の父)と被害者遺族の関係については、物語だから当然かもしれないが、ちょっと出来過ぎの感もある。犯罪の関係者は被害者加害者問わず中傷して良いという社会現象は本当に醜い。この描写もある程度事実ら...

さすがに中山作品だけあって、読者をひっぱる力、ページを閉じさせない力は強い。主人公(加害者の父)と被害者遺族の関係については、物語だから当然かもしれないが、ちょっと出来過ぎの感もある。犯罪の関係者は被害者加害者問わず中傷して良いという社会現象は本当に醜い。この描写もある程度事実らしいので恐怖だ。下世話な仕事をしていると自覚のある主人公のヒーローっぷりもおもしろくて、共感できる人もいるだろう。主人公と少女の関係性がこの物語の主軸なので、ラストのどたばた種明かしは読みなれてるし、まあ納得。

Posted by ブクログ

2024/07/07

春潮社の花形雑誌の副編集長の志賀は 家庭をかえりみず、仕事第一、他人にもそれを押し付けがちな高圧的な仕事人間。そんな志賀の息子が 自分の通う大学講師をストーカーし、その夫婦を殺害、自殺するという事件を起こす。仕事は左遷、ネットにさらされ、妻は家を出、会社にも抗議電話が鳴り響き、体...

春潮社の花形雑誌の副編集長の志賀は 家庭をかえりみず、仕事第一、他人にもそれを押し付けがちな高圧的な仕事人間。そんな志賀の息子が 自分の通う大学講師をストーカーし、その夫婦を殺害、自殺するという事件を起こす。仕事は左遷、ネットにさらされ、妻は家を出、会社にも抗議電話が鳴り響き、体も心もズタズタにされていく。そのなか、被害者家族である中学生の奈々美に出会い、被害者家族であるにもかかわらず、いじめや誹謗中傷にひとりさらされている事実を知り、体をはって護ろうと動き出す。その後、ストーカー殺人事件は、思わぬ展開を見せ、真犯人が現れて…と続く。志賀や奈々美の加害者、被害者家族の葛藤や気持ちの変化、社会の冷たさはよくわかるが、犯人逮捕があまりに急で「あらっ?」という思いも。3人を殺した理由も「あらっ?」それですか?火事場から奈々美を救出するくだりなど、なかなか はらはらしたのにね。

Posted by ブクログ

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