商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2020/09/25 |
JAN | 9784794224712 |
- 書籍
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ミツバチと文明
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ミツバチと文明
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
ミツバチの小さな社会生活は魅惑的で、人々を惹きつけてやまない。 海外ではお庭で養蜂する人も多いみたいですし。 我が身に置き換えて、勤勉は素晴らしい、とするか、自己よりも社会貢献を優先するしかないなんてウンザリ、とするか??
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社会的な生態を持つことから擬人化され、古代から政治や宗教の世界で寓意に使われてきたセイヨウミツバチ。人類がミツバチに託してきたイメージの歴史を追う。 擬人化を通り越し、ユートピア的な社会のありようとして理想化されていたミツバチたち。確かに、食料を自分で作り、家を建てる材料(蜜...
社会的な生態を持つことから擬人化され、古代から政治や宗教の世界で寓意に使われてきたセイヨウミツバチ。人類がミツバチに託してきたイメージの歴史を追う。 擬人化を通り越し、ユートピア的な社会のありようとして理想化されていたミツバチたち。確かに、食料を自分で作り、家を建てる材料(蜜蝋)も体内で製造、敵をやっつける針と毒まで自前で、群れの統率もバッチリ取れたミツバチは生き物として超優秀。そんなミツバチからずっと蜜を横取りしてきた人類の罪滅ぼしかどうかは知らないが、ミツバチは動物寓意学のなかでもずっとポジティブなイメージを担ってきた。 だがそれは為政者に都合のいい民衆のイメージを押し付けるものでもあった。教会や王侯貴族層は〈勤勉〉の象徴であるミツバチを理想に掲げ、市民をコントロールするのに利用してきたが、産業革命によって趨勢が変わる。工場での労働と大都市のイメージが蜂の巣と結びつけられ、ミツバチの勤勉さは〈無個性〉と〈人間性の剥奪〉を表すものへと変わっていく。 かろうじて残っていた〈従順〉なイメージもやがてひっくり返る。そのきっかけは、気性の荒いアフリカ産ミツバチとセイヨウミツバチをかけあわせた種がアメリカで野生化し、「キラービー」と恐れられたことにあるというから面白い。群れをなして人を襲うミツバチは新たに〈怒れる群衆〉のイメージを託され、パニック映画がたくさん作られた。 18世紀にハチの群れの構成員の大半がメスだとわかると、それを認めたがらない研究者もいたというのは聞いたことがあった。本書を読むと、メスが支配層にいるのが嫌だというより、それまでさんざん怠け者扱いし、社会から排除されるべき邪魔者のイメージを押しつけていたグループが、群れで唯一のオスだという事実が受け入れられなかったんじゃないかと心中お察しした(笑)。過度の擬人化は禁物である。
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10月14日新着図書:【身近な蜂、ミツバチ。蜂蜜だけでなく、文化など人類の様々な側面でミツバチから影響を受けていることが分かります。蜜集めで花の周りを飛ぶミツバチは古くからの人類のパートナー。大切に見守りましょう。】 タイトル:ミツバチと文明 請求記号:486:Pr URL:ht...
10月14日新着図書:【身近な蜂、ミツバチ。蜂蜜だけでなく、文化など人類の様々な側面でミツバチから影響を受けていることが分かります。蜜集めで花の周りを飛ぶミツバチは古くからの人類のパートナー。大切に見守りましょう。】 タイトル:ミツバチと文明 請求記号:486:Pr URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28174922
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