商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2020/07/16 |
JAN | 9784152099570 |
- 書籍
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さらば、神よ
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さらば、神よ
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商品レビュー
3.7
16件のお客様レビュー
先生から読めと手に取らされた本。7月の半ばから読み始めて、とりあえず読み終わった。途中、わけわからないところとか、私が意味をわかっていないために筆者がすべったみたいになって苦笑いするしかない部分もあった。が、なんとか読了。 多くの日本人は信仰を持たないと思うが(全てがそうではない...
先生から読めと手に取らされた本。7月の半ばから読み始めて、とりあえず読み終わった。途中、わけわからないところとか、私が意味をわかっていないために筆者がすべったみたいになって苦笑いするしかない部分もあった。が、なんとか読了。 多くの日本人は信仰を持たないと思うが(全てがそうではないが、少なくとも私はそうだった)、 この本の筆者リチャードドーキンスは自ら無神論者を選択したということで、私たち(主語が大きくて申し訳ない)はなぜ無神論者でい続けてもなんの不安をもたないのか、という疑問が晴れた気がする。 ???となっても、おそらく筆者にとっては辻褄のあう主張なんだろうなあと思う。私はまだ理解できる土俵には立っていないようだ…(理解できるようになりたい泣) ちゃんと聖書を読んだことはないが、聖書は良心的なことよりも憎しみ、嫉妬、憎悪等が書かれている割合のほうが高いらしい。この世界にはなんかプログラムが働いているように、全てが繋がっている感じがするが、それも神が意図してつくったのではなく進化論に基づく。 この進化論は単純なことなのに、何千年も人に発見されなかった。ということで、科学はときに人類の「当たり前」を翻すことがある。そのため、「当たり前」から「なわけ!!」的なことに目を向ける勇気が、宗教に翻弄されないで科学を発展させるために必要なことだという。
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「利己的な遺伝子」で著名なドーキンス本。 「神は妄想である」の青年向けアップデート版といった位置付けなのですらすら復習的に読めた。 一神教の元祖であるユダヤ教のヤハウェ(英語で言うとbeing のような意味だと何かの本で読んだ)も元を質せば、カナンの一部族の超ローカルな神様とし...
「利己的な遺伝子」で著名なドーキンス本。 「神は妄想である」の青年向けアップデート版といった位置付けなのですらすら復習的に読めた。 一神教の元祖であるユダヤ教のヤハウェ(英語で言うとbeing のような意味だと何かの本で読んだ)も元を質せば、カナンの一部族の超ローカルな神様としての「嵐の神」に過ぎず、性格が大変嫉妬深く、他者に対して攻撃的な教えだったから、淘汰圧に耐えて生き残ったに過ぎず、決して教えが善であったり普遍的だったりするためではない、という主張がこれでもかと繰り返される。 ドーキンスの、科学の可能性への絶対的な信頼感には、現代人ならば基本的には共感できる筈だと思うのだが、アメリカ人を始め、神を信じる人の方がいまだに多数派なのが実に不思議だ。
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宗教や神は人間ホモサピエンスが生き残るために造った知恵のひとつだよねって私も思う。そんな古い脳の奥の方にあるだろう遺伝子に操られるままだから世界中で争いが絶えないのでは。 そんなことをつらつら考えながら、分かりやすい文章に助けられ色々と納得いたしました。
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