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水壁 アテルイを継ぐ男 講談社文庫
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水壁 アテルイを継ぐ男 講談社文庫

高橋克彦(著者)

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水壁 アテルイを継ぐ男 講談社文庫

814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2020/07/15
JAN 9784065204054

水壁

¥814

商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2024/01/07

アテルイ(802年)の死から71年。元慶の乱をモチーフにしたフィクション。「炎立つ」の時代はこれより170年ほど後なので、「火怨」と「炎立つ」の間を継ぐという感じではないかな。 登場人物は創作なので、ご都合主義な面も否めない。

Posted by ブクログ

2023/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

火怨の75年後、阿弖流為の曾孫 天日子が主人公。火怨と同じように、強く将の器である天日子と、知略に富んだ安倍幻水を中心に、物部が重要な導き手となってストーリーが進む。 天日子と幻水は火怨の阿弖流為と母礼を思い起こさせるが、ひとつ決定的に違うのは、幻水が蝦夷ではなく都の人間だということ。都で冷遇されてきた幻水が、蝦夷と共に戦って初めて一人きりではなくなったと泣くシーンが熱い。風の陣や火怨で悲願を果たせずに散っていった多くが、全くの無駄ではなかったのだと感じられる。 風の陣や火怨に比べてだいぶあっさりしているので、欲を言えばもっと読みたかった。

Posted by ブクログ

2023/03/11

平安初期、藤原北家が権力を独占し出した頃、圧政に苦しむ蝦夷と蝦夷に心を寄せるものが立ち上がる。 民の将来のために礎になろうとする阿弖流為たちの壮絶な決意、単なる英雄譚とは異なる熱さとだからこその哀しさに心揺さぶられた身には、とても暖かい後日譚になりました。 長さは半分ぐらい。...

平安初期、藤原北家が権力を独占し出した頃、圧政に苦しむ蝦夷と蝦夷に心を寄せるものが立ち上がる。 民の将来のために礎になろうとする阿弖流為たちの壮絶な決意、単なる英雄譚とは異なる熱さとだからこその哀しさに心揺さぶられた身には、とても暖かい後日譚になりました。 長さは半分ぐらい。そして、このラストはやっぱり心が安らぎます。阿弖流為たちもこのラストを暖かく見守っているかも。 主人公は阿弖流為の地を引く天日子だけども、都で不遇をかこっていた才人・安倍幻水が加わり、やがて己の才を活かすためではなく蝦夷のために戦い、最後には蝦夷となる物語でもあります。

Posted by ブクログ

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