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相模原障害者殺傷事件 文庫オリジナル 朝日文庫
836円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2020/07/07 |
JAN | 9784022620118 |
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相模原障害者殺傷事件
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相模原障害者殺傷事件
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商品レビュー
3.4
12件のお客様レビュー
事件の詳細、事件後の面会や裁判でのやり取りの記録をまとめたルポルタージュです。 この事件が示唆する問題について話し合えることはたくさんあるはずなのに、ずっと上滑りしている印象でした。植松死刑囚の考えが既に完結していること、この問題へは踏み込みづらいこと、遺族側がその立場からしか話...
事件の詳細、事件後の面会や裁判でのやり取りの記録をまとめたルポルタージュです。 この事件が示唆する問題について話し合えることはたくさんあるはずなのに、ずっと上滑りしている印象でした。植松死刑囚の考えが既に完結していること、この問題へは踏み込みづらいこと、遺族側がその立場からしか話さないこと、要因は様々です。植松死刑囚の認知の歪みや不確実な部分への想像力の欠如を解き明かしていけば、もう少し掘り下げることができたのかなと思います。 個人的に、明かされた動機よりも彼を突き動かしていたのは自己実現欲求だと思いました。自己実現のためなら正直なんでも良かったんだと思います。人生に価値を付与するための役割を欲し、そこにピースとしての障害者への差別意識が混ざり込んで、事件を起こした。死刑への抵抗感が薄いことからも、生きてることへの実感に飢えていて、とにかく何かを成し遂げた人になりたかったのかなと感じました。
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先ずは、このような形で、記録を手にとって読めるようにしてくれたことに敬意を表したい。 しかし、同時に読めば読むほど、この事件がなぜ起きたのか、植松死刑囚という人物がどのように形成されていったのか、疑問だけが残った。 気になるのは、両親の存在。 柳田邦夫氏が「いのち」は生物学的な面...
先ずは、このような形で、記録を手にとって読めるようにしてくれたことに敬意を表したい。 しかし、同時に読めば読むほど、この事件がなぜ起きたのか、植松死刑囚という人物がどのように形成されていったのか、疑問だけが残った。 気になるのは、両親の存在。 柳田邦夫氏が「いのち」は生物学的な面だけではなく、『つながるいのち』という視点が重要だ、と言っていたのが印象的だった。この事件は『いのち」の意味について私たちに問うている。
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沢山の取材を重ねてこの本を作ってくれた人たちには星5なんだけど、あまりにも犯人の動機に同情できなかった……。 犯人の家庭環境や幼少期のトラウマのようなものが、歪んだ思想を生み出してしまったと思っていたんだけど、そのような影響を感じられないのがめちゃくちゃ怖かった。犯人は自身の信じ...
沢山の取材を重ねてこの本を作ってくれた人たちには星5なんだけど、あまりにも犯人の動機に同情できなかった……。 犯人の家庭環境や幼少期のトラウマのようなものが、歪んだ思想を生み出してしまったと思っていたんだけど、そのような影響を感じられないのがめちゃくちゃ怖かった。犯人は自身の信じる「かっこよさ」に捉われていきすぎた優生思想になっていると 感じたが、この思想は何をきっかけに生じたものなのだろうか…。 こういう本を読んでいると、育ってきた環境があまりにも辛くて犯人に同情してしまう部分もあるのだが(もちろん犯罪はだめだけど)、ここまで犯人に感情移入できなかったのは初めて。 被害者遺族への取材部分は読んでいて辛かった。殺されてしまった人たちが、障害の有無に関係なく家族に本当に愛されていたことが伝わってきた。 犯人には1ミリも同意できなかったけど、読んでるだけで辛い裁判を記事にして、犯人や被害者遺族に取材してくれた筆者ありがとうございます…という気持ち
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