商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/06/19 |
JAN | 9784065194836 |
- 書籍
- 文庫
幽霊を創出したのは誰か?
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幽霊を創出したのは誰か?
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商品レビュー
3.7
34件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった!前作・前々作は少し難解で、ついていくのが難しくなってきたぞ…と思っていたけど、今作は初期のWシリーズが思い出される面白さ。 二人でデートに行くの微笑ましい。 一族の血統による後継者を、「昔はそのようなルールを持ったグループ」があったとグアトが表現したのが印象的。 「個人が個人的としての権利を獲得する以前は、人類は家というグループで括られていた」「それが、いつの間にか家族になり、さらに、その家族も、いわゆるパートナーという最小単位になった。そのパートナーさえ、もう古くなりつつある。人間は孤独を愛しているようだ」とあり、この世界は完全なる個人主義のようだ。 現実でも、昔に比べて親族との繋がりが薄くなっているのは事実。いずれそうなっても何もおかしくない。むしろ納得。気楽でいいと思う。 一人は寂しいと思う一方、孤独には一種の安心感 があると思う。 ピクニックをやり直そうか、という話になったとき、二人とも溜息をついただけだった。頭の中で展開し、ピクニックに行ったつもりになれば良いか、となった。「人間の頭脳には、もともとヴァーチャルの機能が備わっているようだ。電子界に作られたヴァーチャルは、人間の頭の中の機能をただ外に取り出しただけのものなのだ」というグアトの独白になるほど、と思った。 確かに私たちは想像をする。それもある意味ヴァーチャルなのかも。
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だいぶ間が空いてしまったけど…森博嗣の世界観、やっぱり好きだな。ピクニックしたくなる。 リアルとヴァーチャルの境目がどんどん曖昧になっていく感じ。ようやく最新刊に近づいてきた?シリーズを追うのが楽しみ。
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もうとにかくロジが好き。グアトの前ではしおらしいのに、情報局員になると人格変わるのかっこよすぎるし、尊すぎる...。
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