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新しい目の旅立ち ゲンロン叢書004
2,420円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ゲンロン |
| 発売年月日 | 2020/02/07 |
| JAN | 9784907188344 |
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新しい目の旅立ち
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新しい目の旅立ち
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
タイの現代作家の作品を読むのは初めての経験。本作は紀行文とも、哲学的エッセイとも分類され得る作風。おそらく翻訳も良いのだろう、巧みな作品。 島の多いフィリピンにおいても「黒魔術の島」とも呼ばれるシキホル島へ渡る作者。ウォールデンのように「喧噪から遮断された世界」を求めた先に見え...
タイの現代作家の作品を読むのは初めての経験。本作は紀行文とも、哲学的エッセイとも分類され得る作風。おそらく翻訳も良いのだろう、巧みな作品。 島の多いフィリピンにおいても「黒魔術の島」とも呼ばれるシキホル島へ渡る作者。ウォールデンのように「喧噪から遮断された世界」を求めた先に見えるものは。 現地民との邂逅が生暖かいユニークな世界を垣間見せる一方で、合い間合い間に挟まれる哲学的論考(こちらがメイン)は、一読に値する。 いくつか日本語訳がある作家のようなので、別作を手に取る機会を得たい。
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ゲンロン連載で読み、単行本となって再読。何とも不思議な「旅」を綴った哲学エッセイ。都市の中産階級出身と自負している人は特に、読みながら思考のうつろいを感じられると思う。不思議な読後感で夜に読みたい一冊。
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当初の旅の目的が期待外れに終わり、ふと我に帰り、「私は何から逃げているのか?」と自問する作者。 それは、「地球愛護」という皮を被った「人間愛護」への疑念であり、最後には、「僕は都市の人間だ。そして僕は生きていきたい」と覚悟を決める。 同じ場所に帰っていく作者は、しかし、新しい...
当初の旅の目的が期待外れに終わり、ふと我に帰り、「私は何から逃げているのか?」と自問する作者。 それは、「地球愛護」という皮を被った「人間愛護」への疑念であり、最後には、「僕は都市の人間だ。そして僕は生きていきたい」と覚悟を決める。 同じ場所に帰っていく作者は、しかし、新しい目を獲得したことで、全く違う場所で生きていくのだ。 地球に住む我々は、「自らの役割を最大限に果たす」という責任を押し付けられている。 「社会における善人」として最大限に振る舞うことが、暗に要求されているが、これはどういうことか?と、作者は問い掛ける。 我々は何にせかされ、干渉され、強請されているのだろう?人間たちの自作自演は、地球にとっては、痛くも痒くもないこと、いや、それも含めて「全て」地球上で起こる「自然」なことなのに。 地球が助けてくれ、と叫んだのか? 結局のところ、「人間が」生きていく上で、「いい気分」になれるように自分自身に働きかけているだけなのではないか? 作者は、それに気付き、都市に帰っていった。 彼は、2度と、「地球を守る」などという、カッコいいだけの虚言など口にしないのだろう。
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