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冬雷 創元推理文庫
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冬雷 創元推理文庫

遠田潤子(著者)

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冬雷 創元推理文庫

858

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2020/04/30
JAN 9784488427214

冬雷

¥858

商品レビュー

4

36件のお客様レビュー

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2024/11/30

2017年第1回未来屋小説大賞受賞 そして、初めての遠田潤子さん 孤児であった主人公が、日本海側の小さな町の 大きな力を持つ名家に引き取られることになる その家の跡継として優秀さを期待されて 長編ミステリーです その町の立地、因習 その家の血脈 それらがミステリーに悲しく切な...

2017年第1回未来屋小説大賞受賞 そして、初めての遠田潤子さん 孤児であった主人公が、日本海側の小さな町の 大きな力を持つ名家に引き取られることになる その家の跡継として優秀さを期待されて 長編ミステリーです その町の立地、因習 その家の血脈 それらがミステリーに悲しく切なく許せない といった感情を加えます ミステリー以上に 主人公が孤児であったことを認識して 跡継として忠実な勤勉さで尽くしていく姿 それが、弟の事件が起きるや 親も町もあまりに冷たい仕打ちに苦悶する姿 が、記憶に残ります 本の紹介やあとがきに 「嵐が丘」のような物語という依頼がきっかけだとあります 私の嵐が丘知識は ガラスの仮面の作中劇です しっかり知っていたら、より楽しめたかもしれません

Posted by ブクログ

2024/09/22

遠田さんの作品は初めて読んだのですが、凄く読みやすく、感情移入が出来ました。 街と神社という関係。これは切っても切れない、古い村などでは今でも必ずあるのではないかなと思います。代助は一時この街、人を憎んでいたたまれないきもちが凄く伝わってきました。それでも離れた街に戻ってきて、真...

遠田さんの作品は初めて読んだのですが、凄く読みやすく、感情移入が出来ました。 街と神社という関係。これは切っても切れない、古い村などでは今でも必ずあるのではないかなと思います。代助は一時この街、人を憎んでいたたまれないきもちが凄く伝わってきました。それでも離れた街に戻ってきて、真実を探そうとする気持ち。それは紛れもなく、この街、この人達を愛しているからでしょう。 凄く楽しく読ませてもらいました。今後も遠田さんの作品を見ていきたいです。

Posted by ブクログ

2024/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まほろば、冬の鉄樹に続いて3作目読了。 著者の孤独の描き方がとても胸にくる。孤独感を描かせたらこの人の右に出る人はいないんじゃないかな。 全く展開の読めない話で翻弄されるが、ずうっと底に流れてるのは「寂しさ」で、主人公だけでなく周りの人々もみんな寂しくて、でも少しづつずれてるから誰もうまくいかない感じが余計に寂しい。 このまま終わるんだなと思ってたのに最後に急に訪れた光が救いだった

Posted by ブクログ