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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/04/24 |
JAN | 9784105901653 |
- 書籍
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オルガ
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オルガ
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商品レビュー
4.4
16件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オルガの愛情深さに尊敬。自立心に共感。 愛する幸福を愛される幸福より上におくゲーテに対しての、愛されている保証のうちに生きている人はそんな詩が書けるというオルガの感想が好き。 死んだ人は貴族も農民も関係なく平等だから墓地を歩くのが好きなオルガが好き。 中盤から散りばめられた謎が気になって、深夜まで一気読みしてしまった。 後半の手紙はただただ切ない。 オルガの揺れ動く心情がものすごく伝わってきて涙が止まらない。 元の文章自体読めないけれど、翻訳者の人が上手な気がする。するする読める。 そして改めてつくづく戦争は滑稽だと思う。 これまでの歴史がすべてを物語っている。 戦争反対。
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小説としては3部構成で面白い。最初はオルガと恋人のヘルベルトの話。次はフェルディナントがオルガを見ている話、最後がオルガの手紙である。 ドイツの歴史を少し学べる。
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愛のそばには必ず喪失があるのだろうか、と考えずにはいられなかった。そして人を存分に愛するのに、なんて人生は短いのだろうと、我が身を振り返ってしまった。人生の秋を感じさせる物語。『朗読者』も大好きだが、この作品も大好きだ。 帝国主義のもと男たちが振りまわされる大義名分や歴史的偉業...
愛のそばには必ず喪失があるのだろうか、と考えずにはいられなかった。そして人を存分に愛するのに、なんて人生は短いのだろうと、我が身を振り返ってしまった。人生の秋を感じさせる物語。『朗読者』も大好きだが、この作品も大好きだ。 帝国主義のもと男たちが振りまわされる大義名分や歴史的偉業。それらは人間としてみな平等に享受すべきささやかな幸福と真反対の方向にあるのを、一人の女性オルガは見抜いている。彼女は両親、恋人、声を失う。でもとても豊かな人。 私の祖母くらいの女の人に、きっと「オルガ」は多かっただろう。
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