商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2020/04/16 |
JAN | 9784309028774 |
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商品レビュー
3.4
6件のお客様レビュー
男として生きたいのか、女として生きたいのか、自分の性別が曖昧なまま生きることの不自由さを感じた。おふざけから始まった女装にのめり込み、最初は、かわいいかわいいと褒めて貰えたものの、ゆうじの女装技術が上がっていく度に、周囲の人々は気持ち悪がり、元に戻って!!とせがむ。どこまでが許容...
男として生きたいのか、女として生きたいのか、自分の性別が曖昧なまま生きることの不自由さを感じた。おふざけから始まった女装にのめり込み、最初は、かわいいかわいいと褒めて貰えたものの、ゆうじの女装技術が上がっていく度に、周囲の人々は気持ち悪がり、元に戻って!!とせがむ。どこまでが許容範囲なのか、どのくらいであれば、自分を受け入れて貰えるのか、その境界線が崩れてしまうと、一気に周りの人との距離ができ、最後には1人になった。愛未やタケオの仕打ちが酷すぎて、人間不信になってしまう。結婚した男性が女装にのめり込み、妻である自分を受け入れてくれないと分かった妻の立場に立つと、何とも言えない気持ちになった。自分は誰を愛していたのだろう、とその人自身と自分を疑ってしまうと思う。ジェンダーの理解も進み、自分の性別を自由に選択出来るようにはなってきたが、やはり、自由に選択できるからといって、自分の好きなように選択し、生きていくのは難しいのだろうか。1番理解してもらいたい人に理解されず、結局、見捨てられる。寂しくもあり、誰にも縛られず自由になったとも言える。ゆうじはこれから、どう生きていくのだろうか。周りの人との関係が絶たれた今、ゆうじに残っているのは女装した自分だろう。女装で1人になり、女装に助けられている。ゆうじは、タケオの望む人間になりたいと依存体質で、粘着質で、自分の意思がないような人間に見えるが、実際は、周りから拒絶されても女装を続けるといった、芯の強い人間なのかもしれない。 どこまでも歪で、不快で不愉快で、気持ち悪くて、でも共感出来て、その全てが詰まっている作品だった。
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女装趣味の妻帯者が、女装している自分を好きだという男と不倫して、あまつさえ嫁に女装バレを自分からしていき……。 男でも女でもない、本当の自分を愛してもらいたいという欲望は、止められない。
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ちょっとしたおふざけがキッカケで女装に目覚めた男。妻帯者でありながら割り切れる相手と浮気もし、女装の姿では男と本気の恋をする。自分の性は女なのか男なのか?女装はやめられない。 そして妻は、変身中の男を見て、、、、、。 男は何を望み、どこへむかうのか?
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