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奴隷のしつけ方 ちくま文庫
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奴隷のしつけ方 ちくま文庫

マルクス・シドニウス・ファルクス(著者), ジェリー・トナー(著者), 橘明美(訳者)

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奴隷のしつけ方 ちくま文庫

924

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2020/04/11
JAN 9784480436627

奴隷のしつけ方

¥924

商品レビュー

3.5

26件のお客様レビュー

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2025/11/19

『テルマエロマエ』でマジメが過ぎてギャグになるマンガを展開するヤマザキマリさんが表紙イラストで奴隷を描いているので、本文の口調がどうしても『テルマエロマエ』の登場人物たちのようなマジメな顔してふざけてるように感じられてしまう。 奴隷と聞くと何となくアメリカ大陸へ連れてこられた黒...

『テルマエロマエ』でマジメが過ぎてギャグになるマンガを展開するヤマザキマリさんが表紙イラストで奴隷を描いているので、本文の口調がどうしても『テルマエロマエ』の登場人物たちのようなマジメな顔してふざけてるように感じられてしまう。 奴隷と聞くと何となくアメリカ大陸へ連れてこられた黒人奴隷の辛く悲惨なイメージがあったが、そういや古代ローマは紀元前から奴隷を使っていたのか。言うこときかないと鞭打ち、など恐ろしい話しも出てくる反面、奴隷も含めて「ファミリア」だと言う奴隷を使う側の弁。奴隷をまるで家畜であるかのように表現することもあれば、やはり人間だから狡猾で躾けるのにも苦労する話も。そしてよく脱走したり、逆に長年の労により主人から解放されることも。 語り手は架空の古代ローマ人だが、生き生きとリアルな生活が語られている。結構奴隷たちも主人に反抗している。言うなれば他人を多く自宅に住まわせ、こき使っているのだ。いくらアメとムチを使い分けようが恨みつらみが募りますわ。 最後の解説は本文よりかなり自由に書かれている。これは面白い。

Posted by ブクログ

2025/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

インパクトのあるタイトルの反面、内容は奴隷制度の時代に人々が何を考え行動していたかがリアルに描写されており、現代日本にも一部通じるものがある。日常生活にも活用できるが、例えば仕事をする上でも役に立つもので、立場の異なる人々とどう付き合うとうまく行くか、失敗するケースはどのようなものかがわかる。読み物としても楽しめる。

Posted by ブクログ

2025/04/03

何代にもわたって、奴隷を使い続けてきた、ローマ貴族の家に生を受けたマルクス・シドニウス・ファルクスによる奴隷管理ノウハウ、という形のケンブリッジ大学の古典学研究者であるジェリー・トナー氏の解説書です。 実のところを言いますと、本書を入手してから読み終えるまでに何だかんだあっ...

何代にもわたって、奴隷を使い続けてきた、ローマ貴族の家に生を受けたマルクス・シドニウス・ファルクスによる奴隷管理ノウハウ、という形のケンブリッジ大学の古典学研究者であるジェリー・トナー氏の解説書です。 実のところを言いますと、本書を入手してから読み終えるまでに何だかんだあって半年近くの時間を要してしまいました。いつもの自分ならば量や内容にもよりますが、本書ぐらいなら3日、かかって1週間ほどだったのですが…。 とまぁ話を戻して、本書は何代にもわたって奴隷を使い続けてきた、ローマ貴族の家に生を受けたマルクス・シドニウス・ファルクスによる奴隷管理ノウハウ、という形式をとったのケンブリッジ大学の古典学研究者であるジェリー・トナー氏の解説書です。 内容はマルクス・シドニウス・ファルクスによる奴隷の使用方法各種と、それを開設する形でジェリー・トナー氏の解説が各章に記されております。 カバーの表紙と背表紙に描かれている男女の奴隷のイラスト、並びに 「古代の大帝国を支えた奴隷越しに 我々の生きる現代社会が見えてくる」 と本書にコメントを寄せたのは、映画化され、アニメ化もされた人気作『テルマエ・ロマエ』や実在した人物の生涯を漫画化した『プリニウス』などの漫画家であるヤマザキマリさんであります。 本書に記されているのは古代ローマ貴族「直伝」の究極の「人を使う技術」であり、巻末の「訳者あとがき」には 「こんな本が欲しかった! 古代ローマ人が奴隷管理法を語るタイムトリップガイド。生身のローマが見えてくる!」 と記していたのも納得がいくのです。 徹頭徹尾にわたって、人間のマネジメント術であり、おそらく現在でもヨーロッパのエスタブリッシュメントの間では本書のノウハウが連綿と引き継がれているかと思うと心底ぞっとするわけですが、そういった部分を知る手がかりとしても、本書は有効に機能することでしょう。 奴隷の買い方に始まってモチベーションの上げ方とその維持、管理職への登用から現在では(表向き)認められない拷問のかけ方。 さらには奴隷たちの下半身事情からスタンリー・キューブリック監督の映画などでも有名な「スパルタクスの乱」を引き合いに出しての反乱防止策…。 もし仮に自分の上司が本書を読んでいると戦慄を覚えてしまいますが、部下の立場で読むと上司や組織の内在的論理や行動原理がわかってよいのかもしれません。 ※追記 本書は2020年4月10日、筑摩書房より『奴隷のしつけ方 (ちくま文庫)』として文庫化されました。

Posted by ブクログ