商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2020/04/08 |
JAN | 9784167914813 |
- 書籍
- 文庫
注文の多い料理小説集
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
注文の多い料理小説集
¥715
在庫なし
商品レビュー
3.8
82件のお客様レビュー
アンソロジーは「名前も作品も初めて知った」作家のほうが断然面白く感じる。この本では坂井希久子『色にいでにけり』がそれで、普段読まない時代ものだがとても面白かった。主人公の境遇と芯に持つ矜持、江戸の色名と和菓子の描写が実に生き生き、しみじみと描かれていて、このシリーズが読みたくなっ...
アンソロジーは「名前も作品も初めて知った」作家のほうが断然面白く感じる。この本では坂井希久子『色にいでにけり』がそれで、普段読まない時代ものだがとても面白かった。主人公の境遇と芯に持つ矜持、江戸の色名と和菓子の描写が実に生き生き、しみじみと描かれていて、このシリーズが読みたくなった。 他は伊吹有喜『夏も近づく』、深緑野分『福神漬』も滋味があってよかった。井上荒野『好好軒の犬』はラストが上手い。柚木麻子『エルゴと不倫鮨』はトップバッターとして勢いがあり好印象。柴田よしき『どっしりふわふわ』はラストが安直な気がしたのと、中村航『味のわからない男』は好みが合わなかった。
Posted by
巻頭の柚木麻子「エルゴと不倫鮨」の勢いがいい。エルゴは抱っこ紐。食に対するスタンスは生き方に通じるものがあると思う。だから伊吹有喜「夏も近づく」のように食べることを通じて繋がり合う2人の関係性が描かれた作品もすき。
Posted by
2024.4.6 読了 7人の作家さんが料理をテーマに紡いだアンソロジー。 どの作品も美味しそうな料理がたくさん出てきてふくふくとした気持ちになると同時に登場人物たちの悲喜こもごももしっかり描かれているので最後まで面白く読みました。 アンソロジーでお気に入りの作家さんに出会える...
2024.4.6 読了 7人の作家さんが料理をテーマに紡いだアンソロジー。 どの作品も美味しそうな料理がたくさん出てきてふくふくとした気持ちになると同時に登場人物たちの悲喜こもごももしっかり描かれているので最後まで面白く読みました。 アンソロジーでお気に入りの作家さんに出会えると嬉しくなりますね。 柚木麻子さん、伊吹有喜さんのお話がとても気に入ったので他の作品も読んでみようと思います。
Posted by