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〈あの絵〉のまえで
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〈あの絵〉のまえで

原田マハ(著者)

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〈あの絵〉のまえで

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2020/03/18
JAN 9784344035805

〈あの絵〉のまえで

¥1,540

商品レビュー

3.9

143件のお客様レビュー

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2024/08/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

その絵の前にたどりつくまでの、それぞれのエピソード。それは決して幸せなものばかりではなく、思いどおりにはいかない喪失感がただよっている。そんな心によりそってくれるのが絵画や芸術なのかもしれない。その絵の前で、ほんのすこし心が癒される。

Posted by ブクログ

2024/07/18

登場する絵画たち、これらすべて日本国内の美術館で所蔵されているって改めてものすごいことだなと。 それぞれ主役になっている絵画、所蔵する美術館が素敵すぎて実際に行ってみたい、どこも足を運ぶには遠くて一生のうちに見に行けたらいいなと思うような夢のような場所だと思う。 「ハッピ...

登場する絵画たち、これらすべて日本国内の美術館で所蔵されているって改めてものすごいことだなと。 それぞれ主役になっている絵画、所蔵する美術館が素敵すぎて実際に行ってみたい、どこも足を運ぶには遠くて一生のうちに見に行けたらいいなと思うような夢のような場所だと思う。 「ハッピーバースデー」語り手:カープ女子3世代婆母娘 《ドービニーの庭》フィンセント・ファン・ゴッホ 1890年 ひろしま美術館蔵 本当にみどりの色遣いが美しくて見入ってしまう 「窓辺の小鳥たち」語り手:ファミレスで働く彼氏を持つ女性 《鳥籠》パブロ・ピカソ 1925年 大原美術館蔵(倉敷)  ⇒単行本表紙 解釈しがいのある絵画ですよね、鳥籠、籠の中の鳥、自由に羽ばたいていけるのか、いけないのか 「檸檬」語り手:なんだか抜けてるOL、同僚から疎まれがち 《砂糖壺、梨とテーブルクロス》ポール・セザンヌ 1983-1984年 ポーラ美術館蔵(箱根) セザンヌといえば静物画、しかし小説の中では、“静物画なのにちっとも静かではないし、止まってもいない。ここのオブジェの隅々まで輝く命が宿っている。”と感じています。“まるでおしゃべりをしているかのようににぎやかで、転がり落ちそうな躍動感がある。”とも。 「豊饒」小説家になりたくて限界一人暮らしをする女性、お隣さんと 《オイゲニア・プリマフェージの肖像》グスタフ・クリムト 1913-1914年 豊田市美術館蔵(愛知)  ⇒文庫本表紙 クリムトのこの絵画、日本で見ることができるんですね、知りませんでした。《接吻》や本作のような所謂クリフトらしい絵、実物見てみたいです この短編のタイトル「豊饒」というのが、まさにこのクリムトの描く女性を表現していることが、読んでいてとても胸にきました。 「聖夜」語り手:一人息子を亡くした老夫婦 《白馬の森》東山魁夷 1972年 長野県信濃美術館・東山魁夷館蔵 美しい、本当に美しい絵だなと思いました 今夏、山種美術館で東山魁夷の企画展あるので楽しみです 「さざなみ」子宮内膜症で手術をした女性 《睡蓮》シリーズ5点 クロード・モネ 1914-1926年 地中美術館蔵(直島、瀬戸内) 日本のオランジェリー美術館のようですね アートの島、夢のような場所です

Posted by ブクログ

2024/07/18

短編集で読みやすく1つ1つのエピソードが温かった。美術って昔は何の興味がなかったけど、エピソードや歴史などを理解すれば本当に価値のあるものがあるのかなーと思った。自分の子どももいつか連れていきまい

Posted by ブクログ

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